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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.08.28 12:22
更新日: 2021.08.28 12:58

PACIFIC CARGUY Racing 2021スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | PACIFIC CARGUY Racing 2021スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

2021 SUPER GT SERIES
ROUND 3 SUZUKA Race Report

カテゴリー:GT300クラス
エントラント名:PACIFIC CARGUY Racing
マシン名:PACIFIC NAC CARGUY Ferrari
カーナンバー:9
タイヤ:ヨコハマタイヤ
ドライバー:ケイ・コッツォリーノ、横溝直輝
レースクイーン:Pacific Fairies
開催日:2021年8月21~22日
会場:鈴鹿サーキット(1周5.807km)
天候:21日曇り(Dry) 22日曇り(Dry)
気温:21日27度 22日31度
路面温度:21日31度 22日43度
参戦車両数:GT500/15台 GT300/29台 合計44台
Best Lap:1分58秒614
Q1 Bグループ:6番手
Q2:5番手
決勝:4位

前回に続くポイント獲得。今シーズン最高の4位でフィニッシュ!

事前情報

 5月に予定されていた大会が新型コロナウイルスの感染対策として延期となり、8月21~22日の開催となった。Rd.4もてぎと開催が前後する形となったため、今回の大会が実質4回目となる。前回の大会で入賞を果たした9号車は、サクセスウエイト※12kgを積んでの走行となった。この時期の鈴鹿は気温、路面温度ともに高温となるが、当日は気温27度/路面温度31度と雲に覆われ小雨がちらつく不安定なコンディションとなった。

 ドライバーは前回に引き続きケイ選手と、同日開催のル・マン24時間レースへ参戦する木村選手に代わりに横溝選手が担当する。鈴鹿サーキットの様なコースレイアウトはフェラーリが得意とするため、表彰台への期待も高まった。
(※サクセスウエイトとは、成績によって1ポイントにつき3kgのウエイトをマシンに積むことが義務付けられるSUPER GT独自ルールである。)

2021スーパーGT第3戦鈴鹿 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari(ケイ・コッツォリーノ/横溝直輝)
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari(ケイ・コッツォリーノ/横溝直輝)

公式予選Q1

2021.8.21
14:48~14:58
ドライバー:横溝直輝
気温:27度
路面温度:31度
順位 Bグループ6番手
Best Lap:1分58秒766
Lap数:5Lap
走行距離:29.035km

■チームの期待に応えて魅せた横溝選手。6番手フィニッシュでQ1突破。
 PACIFIC CARGUY RacingはQ1Bグループでの出走。気温27度、路面温度31度。公式練習では小雨が降ったものの、路面はドライ。Q1ドライバーは横溝選手が担当した。コースインと同時にタイヤの様子を伺いながら熱を入れていく。そして4周目でアタックを仕掛け、1分58秒766をマークし6番手でフィニッシュ。プレッシャーを感じさせない快調な走りを見せ、Q2ドライバーのケイ選手へバトンを繋いだ。

公式予選Q2

2021.8.21
15:23~15:33
ドライバー:ケイ・コッツォリーノ
気温:27度
路面温度:31度
順位 5番手
Best Lap:1分58秒614
Lap数:5Lap
走行距離:29.035km

■ケイ選手、5番手でフィニッシュ。Q1、Q2に好成績を記録。
 気温27度、路面温度31度とQ1と変わらないコンディション。横溝選手から託されたバトンを握るのはケイ選手。1周目は時間をかけてタイヤを温めていく。 タイヤに十分熱が入ったところでクリアラップを狙い始めるケイ選手。そして4周目にアタックを仕掛ける。1分58秒614というチームベストタイムをマークし、見事5番手でフィニッシュ。予選はQ1、Q2ともに好成績を収めた。

2021スーパーGT第3戦鈴鹿 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari(ケイ・コッツォリーノ/横溝直輝)
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari(ケイ・コッツォリーノ/横溝直輝)

決勝

2021.8.22
14:48~16:38
第1スティント:ケイ・コッツォリーノ
第2スティント:横溝直輝
気温:31度
路面温度:43度
順位:4位
Best Lap:2分01秒775
Lap数:49Lap
走行距離:284.543km

 予選日とは異なり、雲の隙間から青空が見え始める。気温31度/路面温度43度と予選よりも12度高いコンディションとなった。スタートドライバーはケイ選手。スタート直後に仕掛け、オープニングラップで2台をオーバーテイクし、3番手に躍り出る。しかし 4周目にクラッシュ車両が出たことで、FCYからSCの導入。レースは早くも波乱の兆しを見せるが、SCが解除されるや否や物怖じせず1台オーバーテイクし2番手へポジションアップ。

 その後はポジションをキープしながら27周目でピットイン、2番手で横溝選手へ交代。コース復帰後、快調な走りで次々と追い上げ、38周消化時点では5番手にまで浮上。雲が広がり小雨がちらつき始めるなか、前を走るマシンとバトルを繰り広げる。そしてファイナルラップで渾身のオーバーテイク。4番手フィニッシュという今シーズン最高の成績でRd.3鈴鹿を終えた。

■コメント
総監督 神野元樹

「今シーズン最高順位の4位という結果を残すことができました。Rd.4もてぎに続いてのポイント獲得です。着実にチームが良くなっていると実感できました。しかし狙っていた表彰台まであと一歩届かなかったのも事実です。残された課題をクリアにして、次回Rd.5菅生では今回のレースを上回る結果が残せるようチーム作りに磨きをかけていきます。期待してください」

ケイ・コッツォリーノ

「4位はチームにとって今季ベストリザルトになったことは大変うれしく思う反面、表彰台を逃したと思うと悔しい気持ちでいっぱいです。レース序盤にポジションを3つ上げることができたものの、上位車両に比べるとやはりスピードが足りていなかったと感じています。今回のレースで得た貴重なデータを活かして次回の菅生でリベンジしたいと思います」

横溝直輝

「表彰台まであと一歩の4位でとても悔しいですが、木村選手の代役として、プレッシャーを感じるなか、前回の反省を活かしながら皆でベストを尽くして戦うことができました。予選からクルマのパフォーマンスは一貫して良かったので、自分の走行の戦略などをもう少しうまく組み立てられていたら表彰台に立てたと反省しておりますが、最低限の仕事はできたと思います。今のチームの雰囲気がとても良い感じなので後半戦でのさらなる活躍を応援しています。もてぎ、鈴鹿とみなさま応援ありがとうございました」

2021スーパーGT第3戦鈴鹿 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari(ケイ・コッツォリーノ/横溝直輝)
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari(ケイ・コッツォリーノ/横溝直輝)
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 Pacific Fairies
2021スーパーGT第3戦鈴鹿 Pacific Fairies


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