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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.09.11 23:18
更新日: 2021.09.11 23:59

muta Racing INGING 2021スーパーGT第5戦SUGO 予選レポート

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スーパーGT | muta Racing INGING 2021スーパーGT第5戦SUGO 予選レポート

スーパーGT第5戦 SUGO GT 300KM RACE

スポーツランドSUGO
予選:9月11日
天候:曇り
コース状況:ドライ

予選:25位

 2021年スーパーGTシリーズ第5戦は2年ぶりにスポーツランドSUGOにおいて開催。9月中旬の開催ということで残暑も予想されたが、曇天となったことで気温も路面温度もそれほど上がらず。シリーズ6位につけるロータスMCのサクセスウエイトは69kgとなり、終盤に急な登り坂のあるコースではどうしても不利な状況となった。

 昨年、新型コロナウイルス感染症の拡大で、SUGOではレースが開催されなかったため、今回は2年ぶりの開催となる。今回は観客数も5000名ほどに絞られ、またレース関係者との動線も厳しく区分されて行われることになった。明け方に弱い雨に見舞われたSUGOは、朝のうちはコースがしっとりと濡れていたが、サポートレースのFIA-F4の予選中にコースはほぼ乾き、公式練習の始まる9時20分にはドライコンディションとなった。

 天候は曇り、気温21度、路面温度23度でスタートした公式練習は、まず阪口がコースインし加藤に交代。28台が出走したセッションでは1分19秒605とトップから1秒388遅れの24番手。しかしセクターごとのベストタイムを合算すると1分18秒5ほどとなり、計算通りにタイムを刻むことができれば公式予選Q2への進出も充分考えられた。また公式練習の後には、FCY(フルコースイエロー)のテストが20分間実施された。

 公式予選Q1はチームランキングによりA組14台とB組14台に分けられ、今回もB組に区分。ここでトップ8に残ることができればQ2進出となる。気温24度、路面温度27度の14時48分に始まった10分間のQ1には阪口が出走。阪口は3周かけてタイヤを温めアタックを開始した。

 4周目に1分19秒211で9位につけたが阪口のタイムを上回る車両があり12番手へ。5周目に1分18秒669へタイムアップするが11番手。最後のラップは1分18秒738にとどまり、結果的には13番手でQ2進出はならなかった。

 もしA組に区分されていれば、阪口のタイムは5番手となりQ2進出となったが、残念ながらB組のレベルが高かった。明日の決勝レースは25番手スタート。SUGOは“魔物が棲む”と言われアクシデントも起きやすいが、最後まで自分たちのレースができれば結果につながる可能性もある。粘り強く走りポイントを取りたいところだ。

2021スーパーGT第5戦SUGO muta Racing Lotus MC(加藤寛規/阪口良平)
2021スーパーGT第5戦SUGO muta Racing Lotus MC(加藤寛規/阪口良平)

■コメント
加藤寛規

「ここはウエイト感度は比較的ありませんが、それでも僕らはストレートで遅いし、セクター4は最終コーナーから思うように上がって来ないのでタイムが落ちてしまいます。今のGTレースは非常にプロフェッショナルで難しく、コンマ1〜2秒違うだけで順位が大きく変わってしまいます。そのことを今日は再認識させられました。明日は天気も良くなり路面温度も上がるので、タイヤもおいしいところが来るでしょうね。出たとこ勝負のレースになるでしょうが、ポイントを取りたいです。さすがにタイヤ無交換作戦は無理です!(笑)」

2021スーパーGT第5戦SUGO 加藤寛規(muta Racing Lotus MC)
2021スーパーGT第5戦SUGO 加藤寛規(muta Racing Lotus MC)

阪口良平

「公式練習から走っていくごとにクルマのフィーリングが良くなって、タイヤ選択も決まり、1分18秒台真ん中までタイムも上げることができましたが、周りも速かったということです。スピードが足りていないというのが正直なところ。セクター1から2は結構タイムを稼げますが、セクター3が遅くて、セクター4はすごく遅いので取り分がない感じです。順位的には悔しいを通り越していますが、ここはいろんなことが起きるサーキット。しっかり最後まで生き残って完走すればポイントを取れるかもしれません。次のオートポリス戦につながるレースにしたいと思います」

2021スーパーGT第5戦SUGO 阪口良平(muta Racing Lotus MC)
2021スーパーGT第5戦SUGO 阪口良平(muta Racing Lotus MC)

渡邊信太郎チーフエンジニア

「午前中のタイムをセクターごとのベストでつなぐと1分18秒5というタイムでしたから、1分18秒6というのはドライバーとしてはマキシマムのタイムまで行ったということです。A組であれば通過していたタイムでしたが、B組のレベルが高かったということでしょう。似たようなウエイトを積んでいる52号車スープラもQ1落ちしていますし、現状のBoP(性能調整)とサクセスウエイトではマックスで走れたのかなと思います。予選順位が下ですし、1周が短いのでショートピットは通用せずすぐに周回遅れになります。厳しいレースになると思いますが、最終的にポイントが取れるような終わり方にしたいです」


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