AUTOBACS SUPER GT 2021 SERIES
ROUND.6 AUTOPOLIS GT300KM RACE
2年ぶりの開催となるAUTOPOLISでのスーパーGT決勝は秋空の下での開催となった。
ウォームアップ走行は山口選手のドライブでスタート。後半は荒選手へ交代し、車両の状態の確認、タイヤの準備を行った。前日に発生していた車両不調は解消していることも確認した。
Rd.6決勝
スタートドライバーは山口選手が担当。前日の予選は車両の不調によりアタック出来ずStudie PLUS BMW のスタート位置はGT300クラス最後尾の29番手。
混乱のないクリーンなレーススタートとなった。ピットスタート車両があったため、アウトラップを28番手でコントロールラインを通過すると、前方の車両より速いペースで走行し、7周目には25番手にポジションを上げた。8周目に第2ヘアピンでクラッシュ車両が発生しFCY*(フルコースイエロー)が提示され、翌9周目にSC*(セーフティーカー)導入された。クラッシュ車両回収しコース上でGT500クラス、GT300クラスそれぞれ順位順に隊列が整えられた後の15周目にレースリスタートとなった。
ルーティンのピットインの準備を進めていた17周目にクラッシュ車両発生し、本日2度目となるSC*導入された。ピットレーンオープン後の21周目にピットインし、タイヤ交換のみを行ってコースへ戻った。23周目にSC*解除されるとルーティンのピットインで燃料給油と荒選手へドライバー交代し、アウトラップとなる24周目は24番手でコースへ復帰した。
荒選手は上位と変わらない速いペースで走行し、上位車両のピットインもあり、30周目には22番手、37周目には18番手、41周目には14番手へと着実にポジションを上げて行った。46周目、13番手を走行中に2回目のSC*導入前の黄旗区間の追い越しによりドライブスルーペナルティが課せられた。Studie PLUS BMWはそれを48周目に消化し18番手でコースへ復帰すると、その後も速いペースでプッシュし続け、周回毎にポジションアップをして53周目には15番手を走行。61周目にクラス13番手でチェッカーを受けた。
※FCY(フルコースイエロー):小規模なアクシデント時に提示。宣言後、全ポストで黄旗が振られると走行速度が80km/hに規制され、追越し禁止。この間のPIT INは禁止。
※SC(セーフティカー):安全な走行が確保されない場合に提示。宣言後はセーフティーカーが先導し追い越し禁止。PIT INと給油・タイヤ交換などは可能。ドライバー交代は禁止。
熊谷亮監督
「このレースはマシントラブルで予選アタックが出来ず、最後尾からのスタートになりました。結果は13位完走。マシンが良かっただけに予選を走れていれば…という思いもありますが、パフォーマンスの高さを確認出来たという点では実りあるレースでした」
「今シーズンも残すところあと2戦。良い結果を皆さまにご報告出来る様にプッシュします。引き続き応援宜しくお願い致します」
荒聖治選手
「久しぶりのGTオートポリス大会。アップダウンがあり、コーナーが連続するオートポリスは、やはり楽しいサーキットでした」
「予選ではトラブルが出てしまいましたが、決勝では良いペースで走る事ができました。M6GT3のパフォーマンスも素晴らしかったです」
「次戦の茂木大会は、さらに気温も低い中でのレースになります。良いレースしたいと思いますので、応援宜しくお願い致します」
山口智英選手
「今回は、マシントラブルにより予選でのアタックができず最後尾からのスタートとなりましたが、タイヤに厳しいサーキットなので逆にタイヤを労りながら、落ち着いて走ることができました」
「今回は地元オートポリスだったので、自分でも期待したのですが、思うような結果になりませんでした」
「次こそは次こそは、という思いを持って、残り2戦、必ずポイントを取れるように諦めずに頑張ります。引続き応援を宜しくお願い致します!」