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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.08.09 16:45

TGR TEAM WedsSport BANDOH 2022スーパーGT第4戦富士 レースレポート

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スーパーGT | TGR TEAM WedsSport BANDOH 2022スーパーGT第4戦富士 レースレポート

 真夏の富士は500マイル(800km)レースが恒例であったが、今回は450km、100周として、2回の給油義務が付けられたレースは、複雑で突飛な要因でいともたやすく代わり、チームのレース戦略がものを言う。

 昨日は薄い霧が富士スピードウェイを覆う天候だったが、決勝当日も、朝は天候が回復基調にあったものの、決勝直前に降った雨が部分部分で路面を濡らした。スタート直前に青空も見え、路面も乾き始めるので、これが直接レースに影響するとは思えないが、450kmという長距離でのレースと相まって、混乱が予想されるサバイバルレースを制するのは何処のチームか。スターティングドライバーは国本選手。富士では恒例の静岡県警の白バイとパトカーによる交通機動隊先導のパレードラップの後、路面状況により1周追加の2周のフォーメーションラップを経て、99周(1周減算)のレースがスタートを切った。

2022年スーパーGT第4戦富士 スタートシーン
2022年スーパーGT第4戦富士 スタートシーン

 スタート直後には大きな順位変動は無く、19号車はトップで戻ってくることが出来た。

 しかし、後ろからは同じヨコハマタイヤを履いた24号車が迫り、3周目のメインストレートでアウトから刺されてトップを譲ることとなった。さらに、後ろから37号車が迫ってきて、5周目の1コーナーで37号車にパスされ3位に、後ろに迫った38号車はペナルティ消化のためにピットに入ったが、さらに、後ろから12号車が迫ってくるが、7周目の1コーナーでパスされ4位となると、ダンロップコーナー入り口で8号車に、8周目にメインストレートで23号車にパスされ、6位に落ちてしまう。

 9周目あたりから、300クラスに追いつき、コースが混雑した状態で、後ろの14号車と36号車との6位争いが勃発する事となるが、19号車は5位との差が少しずつ広がるものの、6位を死守する形で周回を重ね、24周目ではトップから22秒差の6位のまま。が、28周目の1コーナー出口で後ろの14、36号車にパスされて8位に順位を落としてしまった。

 33周目には、後ろの100号車が迫ってきての8番手争いが起こるが、レース周回数が1/3となり、各車が1回目のピットインを行う中、19号車は34周目に1回目のピットイン。ドライバーは阪口選手に交代したが、ピットミスもあり暫定12位でコース復帰。

 全車1回目のピットを終えた後の44周目での19号車の順位は9位。後ろからは100号車に迫られるが、引き離し、前の車を懸命に追いかけていく。前を走っていた17号車が59周目に二度目のピットに入ったため、19号車は8番手に上がる。

 60周目に300クラスがコース上で止まった為、FCYが入った。61周目にFCYが解除され、19号車の順位は8番手のまま。71周目の19号車の順位は8位のまま、トップからは42.684秒差となる。

 各車、71周目から2度目のピット作業に入る中、19号車は77周目に2度目のピットインに入り、給油、タイヤ交換のみでドライバー交代無しで出たが、ピット作業に手間取り、暫定10位での復帰となった。

 83周目に全車2回目のピットインが終了し、19号車の順位は12位。前の17号車に迫る走りとなっている。

 86周目には、10位の16号車と共に10番手争いが激化するが、87周目に16号車をパスして11位、さらに89周目のメインストレートで17号車をパスして10位に上がる。

 残り9周で前の64号車とは約4秒。阪口選手はさらに追撃を開始し、残り7周でその差を1秒未満とし、残り5周で64号車をパスし、9番手に上がる。さらに追撃の手を緩めない阪口選手は19号車をゴールまで導き、9番手でチェッカーを受けることとなりました。

 レースは、ポールポジションの19号車を、24号車が3周目にパスしてトップに躍り出ると、72周目までトップを守り続けたが、74周目に2度目のピットに入った実質2位の37号車がピットタイムを大幅に短縮して出たため、順位が入れ替わり、37号車がトップに躍り出ると、2位以下を引き離しチェッカー。

 以下12-24-36-8-39-14-100-19-17-64-3-16-23-(以上完走)-38となります。予選では結果が出てますが、決勝では思い描いてる結果ではありません。表彰台の頂点を獲得する為に今から改善しないといけない部分を改善して次戦の鈴鹿では、さらなる高みを目指し、爆走していきます。

 皆様の応援、誠にありがとうございました。

2022スーパーGT第4戦富士 坂東正敬監督(WedsSport ADVAN GR Supra)
2022スーパーGT第4戦富士 坂東正敬監督(WedsSport ADVAN GR Supra)

決勝コメント

・坂東正敬監督
「ヨコハマゴム様、GR様、スポンサー様、ファンの皆様申し訳ございません。2回のピットミスもあり、今回は良いところはありませんでした。しかし予選、決勝共にタイヤの進化は感じられましたし、勝ったのは37号車で24号車は3位。横浜ゴムとGRSUPRAのパッケージであれば勝てたはずです。様々なミスがあり、9位でした。強いチームにする為にはまだまだ課題はあります。タイヤの進化を武器に前を向いて次に繋げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。沢山のサポート並びに応援ありがとうございました」

・国本雄資選手
「スタートスティントを担当しました。スタート前に雨が降り所々ダンプ路面での中、上手くスタートをすることが出来ました。その後はストレートスピードが悪く、ブロックしている間にタイヤの摩耗を早めてしまいペースを保つ事が出来なくなりました。ファーストスティントで遅れたギャップを最後まで埋めることが出来ずに9位でゴールしました。良いレースが出来ずに悔しいレースとなりましたが、しっかりと向き合い次こそは強いレースを見せられるように準備していきます」

・阪口晴南選手
「決勝は9位となりました。1スティント目の序盤から厳しいペースになってしまいました。僕が担当した2.3スティントも良いペースの時帯、悪いペースの時間帯とバラつきがあったのでそこを修正していきたいです。レース中色々トラブルが起きてしまい本来の順位より後ろでゴールしてしまったことは残念だと思いますが、課題がはっきりしているので後半戦巻き返します。引き続き頑張ります!」

2022スーパーGT第4戦富士 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)
2022スーパーGT第4戦富士 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)


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