更新日: 2022.08.29 17:30
スバル/STI 2022スーパーGT第5戦鈴鹿 決勝レポート
SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット
予選順位:22番手
決勝順位:18位
Team Ranking:3位
Driver Ranking:3位
RACE REPORT
2022.08.28 – SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300、18位でフィニッシュ
2022年スーパーGTシリーズ第5戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT450km RACE』の決勝レースが8月28(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれました。
SUBARU BRZ GT300は、Q1予選を通過できない苦境に立たされました。名手井口卓人をもってしても予選通過ができないほどBRZ GT300に課せられたハンディキャップは大きかったと言えるでしょう。
予選22位からのスタートとなった決勝ではひとつでもポジションを上げるレースになります。レギュレーションで2回の給油が義務付けられているので、3スティントのレースフォーマットになります。スタートは井口が担当し山内英輝にバトンを渡し、ラストのスティントはレースの状況次第で給油量、タイヤ交換、ドライバー交代を決めていくフレキシブルな作戦で挑みます。
オープニングラップで最初の給油という奇策を使うチームもあるなか、井口は22周走行します。小澤正弘総監督によればタイヤの摩耗が進んだため、想定周回数より早く山内にバトンを渡したということです。
セカンドスティントでは夏の路面に合わせるようにハードタイプのタイヤを選択し、4本交換と給油でピットアウトします。ピットアウト後の順位はスタート順位と同じく22位ですが、ピットインのタイミングには各チームばらつきがあり、一時は5番手を走行する場面もありました。
45周目にセーフティカーが入り、山内は予定のピットインのタイミングをずらされてしまいます。SC中はピットロードがクローズされるため、レース再開と同時にピットインをしますが、ここではタイヤ交換をせず給油だけでピットアウトという戦略に変更しました。
コースに戻った時は21番手ですが、リタイヤするマシンなどもあり17位まで順位を上げます。しかしタイヤ無交換のWスティントを行なったためレース終盤ではフレッシュタイヤを履くマシンに抜かれ、18位でチェッカーを受けました。
●小澤総監督
「セーフティカーで予定が狂いましたけど、タイヤ無交換作戦をとれるマシンになったのは進歩だと思います。予選と決勝ではセットアップを変更して、タイヤにあまり負荷のかからない仕様で、それでもタイムは落ちないという狙いでしたが、苦しいながらもそこはまずまずだったと思います。」
●山内英輝
「苦しかったですね。でもみなさんが旗を振ってくれているのが見えるので頑張れますし、苦しくても諦めずに前を向いて立ち向かうことができるので、本当にありがたいです。この先も厳しい状況が続きますが、いいレースを届けられるように頑張りますので、引き続き応援をお願いします」
このあとスーパーGTはSUGO、オートポリスとBRZ GT300が得意とするコースが続きますが、小澤総監督は次のように語りました。
「今回の鈴鹿でコーナリングはある程度対応できるかな、という手応えはあったのですが、SUGO、オートポリスともアップダウンが強いコースで、そこは重量が強く影響してくると思います。それでも重たい時の課題は見えたので、次のSUGOではなんとか上位に行けるように頑張ります」
次戦は9月17日(土)、18日(日)に宮城県村田町のスポーツランド菅生で第6戦が開催されます。厳しい状況が続きますが、チーム一丸となって走りますので、引き続きの応援をよろしくお願いします。