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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.09.19 15:07
更新日: 2022.09.19 15:08

K-tunes Racing 2022スーパーGT第6戦SUGO 決勝レポート

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スーパーGT | K-tunes Racing 2022スーパーGT第6戦SUGO 決勝レポート

第6戦/決勝
スポーツランドSUGO
2022.9.18 sun

途中からの雨で波乱のレース
最後尾から9位入賞を果たす

 AUTOBACS SUPER GT 2022 第6戦SUGO、9月18日(日)、決勝レースが行われました。前日の公式予選ではサクセスウエイトの不足という判定を受け、予選タイムが抹消されてしまい、最後尾からのスタートが決まっていました。そこでチームはピットスタートを選択しました。通常は予選で使用したタイヤですが、ピットスタートであれば走り出す前にタイヤ交換することができます。つまりタイムロスしますが、ニュータイヤでレースを始めることができるのです。ペースだけでなく、耐久性も楽になるのでドライバー交代のタイミングの自由度が高まります。

 そして決勝レースがスタート。プランどおり、新田守男選手がニュータイヤでコースインすると、コースアウトしたマシンがあってセーフティカーとなり、ピットスタート&タイヤ交換したロスタイムはゼロに。

 セーフティカーが解除されると、ポジションを上げていきます。しかし雨が降り始め、コースはウエットに。14周目にはいくつかのチームがレインタイヤへ交換しますが、新田守男選手は滑りやすくなった路面をスリックタイヤでレースを続けます。早めに入ってしまうと、せっかくのピットスタートの優位性が消えてしまいます。

 そして26周目、最少周回数をクリアして新田守男選手から高木真一選手へとドライバー交代。当然レインタイヤです。しかし35周を過ぎたあたりで雨は止み、42周目にスリックタイヤへと交換。各車のタイヤ交換の状況が見えず、混乱した状況のなか、高木真一選手は9位でチェッカーフラッグを受けました。

 雨の状況とチームのタイミングがマッチしておらず、タイヤ交換のタイミングは難しいものでした。しかしレースペースは十分に速かったことが、結果として9位入賞を可能にしたといっていいでしょう。

影山正彦チーム監督

「最後尾からのスタートでしたが、ふたりのドライバーのガンバリ、チームメカニックが大きなミスなくピット作業してくれたことで、9位という結果を出すことができました。昨日の公式予選で大きなミスをしてしまっただけに、入賞できたことは大きな価値があると思います。あのようなミスが起きないように気を引き締めて、残り2戦をいいレースをしていきたいですね」

新田守男選手

「ボクたちの選択としてはピットスタートは正解だったと思います。レースペースも良かったですし、雨が降り始めてもスリックのままである程度走れたので、ポジションを上げることができましたし、何とか引っ張って高木選手へ交代することができました。結果として2ストップにはなりましたけど、難しいコンディションの変化の中で、いいかたちでレースができたと思います」

高木真一選手

「新田選手と交代して、レインタイヤで走り出したんですが、このマシンで雨を走るのは初めてだったんですが、路面状況としては完全なウエットになっていたので、攻めて走ることができました。タイヤをセーブしながら走っていたんですが雨の状況が変化して、スリックに戻しってしまいましたが、完全なドライのレースよりも、良い結果になったんじゃないかと思います」


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