第7戦/決勝
オートポリス 2022.10.2 sun

プラン通りの進撃で上位進出
予選21位からの8位入賞

 AUTOBACS SUPER GT 2022第7戦オートポリス、決勝レースが10月2日(日)に行われました。K-tunes Racingは決勝重視のプランを決め、予選で不利なのを承知の上で、耐久性重視のタイヤを選択。その結果、予選21位と下位からのスタートとなりました。オートポリスでは過去3戦全て入賞という相性の良いサーキットだからこそ、賭けに出ることなく、確実性の高い正攻法で入賞を狙います。

 オートポリスはコースレイアウト自体もそうですが、路面の荒れもあって、タイヤの負担が大きいコースです。それだけにタイヤのトラブルが発生しやすく、それを避けて確実に入賞を狙うレースプランを採用しました。予選で使用したタイヤでスタートする新田守男選手は、なかなかペースを上げることができず、しかもライバルたちのペースが意外なほど良かったため、ポジションをキープするのが精一杯。15周目に19位へポジションを上げると19周目、先頭を切ってピットへ入りドライバー交代。

 ピットに入ったため24位まで順位を落としたものの、ニュータイヤを得た高木真一選手は、トップグループと同等のラップタイムで追い上げていきます。レースの折り返し点となる30周目には18位にまでポジションを上げました。40周目に全車ピット作業を終えると13位。

 そしてレース終盤、タイヤの磨耗のためなのか急激にタイムを落とすマシンが出始め、またタイヤをバーストさせてしまいピットへ向かうマシンもありました。そんな状況の中、96号車はトラブルとは無縁の安定したペースでレースを進め、44周目に入賞圏内の10位に上がると、52周目には8位となり、レースプラン通りにキッチリと入賞を勝ち取ることができました。

影山正彦チーム監督
「想定していたよりもラップタイムが伸びなくて、序盤になかなか順位が上げられず、ちょっと心配していたんですが、高木選手がニュータイヤでいいペースで走ってくれて、目標にしていた入賞をすることができました。本当はもう少し前でスタートできれば、もっといい結果が出せたと思いますが、最終戦に向けて弾みを付ける、良いレースができたと思います」

新田守男選手
「スタートした後、序盤でオーバーテイクするのは難しかったです。周りのマシンのペースが思ったよりも良くて、そう簡単ではなかったです。それで最少周回で交代する形になりました。やはり最低でもQ2に進出するくらいのポジションでないと苦しいですね。タイヤの落ち込みは少なくて、高木選手に交代すればいいペースで走り続けられて、ポジションを上げられるだろうと思っていました」

高木真一選手
「公式練習の時からロングでのタイヤのパフォーマンスは満足できるものだったので、とくにレース後半にはいい形になるんじゃないかと思っていました。セーフティカーは入りませんでしたが、マシンの調子も良く、1台1台オーバーテイクしてポジションを上げることができました。7位との差が大きかったので、残り5周くらいからは最後にプッシュしてタイヤをチェックすることもできました」

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