更新日: 2016.04.09 23:57
立川「なぜ良くないのかわからない」
2016 AUTOBACS SUPER GT Report
OKAYAMA GT 300km RACE
第1戦 岡山国際サーキット
ZENT CERUMO RC F
#38 立川祐路/石浦宏明
◆4月9日(土) QUALIFY
公式予選総合結果 7位(1分18秒937)
<公式予選>天候:晴れ コース状況:ドライ
4月9日、いよいよ2016年のSUPER GTシリーズが岡山国際サーキットで幕を開けた。今シーズン、LEXUS TEAM ZENT CERUMOは昨年と同様、立川祐路と石浦宏明というコンビを継続し、公式テストでお披露目した新カラーリングをまとったZENT CERUMO RC Fで、悲願のチャンピオン奪還を目指していく。
チームはマレーシアのセパン・サーキットでのタイヤメーカーテストを皮切りに、さまざまなコースでテストを重ね、開幕戦に向けた準備を順調に進めてきた。3月19〜20日には岡山国際サーキットで公式テストに臨んでいたが、ここでなぜかZENT CERUMO RC Fのタイムは伸び悩んでいた。その1週間後に富士スピードウェイで行われた公式テストでは好調さが戻っていただけに、村田卓児チーフエンジニアは、岡山での不調の原因究明を行い、開幕戦に向けて準備を整えていった。
迎えた9日の公式予選日の岡山国際サーキットは、薄く雲がかかってはいるものの、晴天に恵まれた。朝から非常に多くのファンがスタンドから見守るなか、午前9時に朝の公式練習がスタートした。ここでは午後の予選、そして日曜の決勝レースに向けZENT CERUMO RC Fのセットアップの確認と、タイヤのチェックを行っていった。
立川と石浦はメニューをこなしていき、立川が23周を走り1分19秒681、石浦が14周を走り1分19秒508というベストタイムをマーク。この公式練習は8番手で終えたが、やはり岡山公式テストで悩まされた「フィーリングが良くない」部分が残ったままだった。「いい方向にはいっているんですが……」と村田チーフエンジニアも頭をかしげた。
とはいえ、LEXUS TEAM ZENT CERUMOは午後に向けてさらにセットアップを進め、15時10分からスタートした公式予選Q1に挑んだ。セッション開始から残り8分というところで、石浦がステアリングを握りコースイン。1分19秒078というタイムをマークし、午前からは大幅にタイムを上げ4番手。予選Q2に駒を進めた。
迎えた15時55分からのQ2では、立川がステアリングを握り、Q1同様残り8分を切ってからコースイン。入念にタイヤを温めアタックし、コースレコードタイムを上回る1分18秒937というタイムをマークしてみせた。
しかし、ライバル勢はさらにZENT CERUMO RC Fを上回るタイムをマーク。ZENT CERUMO RC Fは予選7番手という結果となった。4月10日(日)の決勝に向け、LEXUS TEAM ZENT CERUMOはマシンの状態の改良を行い、優勝に向け追い上げを狙っていくことになる。