更新日: 2016.04.10 18:38
SGT岡山:GT300はLEON AMG-GTが待望の初勝利。新型GT3勢がトップ5独占
スーパーGT第1戦は10日、岡山国際サーキットで82周の決勝レースが行われ、GT300クラスは2番手スタートのLEON CVSTOS AMG-GTがトップチェッカー。チーム待望の初勝利を獲得した。
前日同様の薄曇りとなった決勝日は、時折陽が差すものの、気温20度と穏やかな陽気となった。サーキットサファリ時に出火したGULF NAC PORSCHE 911と、午前中のフリー走行でクラッシュしたマッハ車検 MC86は、それぞれ修理が間に合わないことから出走を見送り、DIRECTION 108 HURACANがピットスタートとなったため、GT300クラスはTeam TAISAN SARDのAUDI R8 LMSも含む26台がスターティンググリッドに並ぶこととなった。
昨年から始まった地元県警協力によるパレードラン、そしてフォーメーションラップの後、決勝レースがスタート。ポールシッターの土屋武士がスタートドライバーを務めるVivaC 86 MCがホールショットを奪うと、LEON AMG-GTの黒澤治樹、Studie BMW M6のヨルグ・ミューラーとグリッド順のままで周回が重ねられていった。レース序盤はこう着状態が続いていたが、周回数が進みGT300の背後にGT500クラスの車両が迫ってくると、ようやくレースも動きを見せ始める。
まずはARTA BMW M6とグッドスマイル 初音ミク AMGが7位争いを展開し、16周目のアトウッドで初音ミク AMGがARTA M6をオーバーテイク。ポジションを落としたARTAはその後もペースアップに苦しみ、少しずつ順位を落としていくことに。また、4番手スタートのSUBARU BRZ R&D SPORTもタイムが上がらず、ポジションダウンしていった。
4番手以下でこうした順位変動があるなか、トップ3は快走を続ける。特にVivaC 86 MCとLEON AMG-GTの2台は1秒以内のギャップを保ったまま、3番手のStudie M6を引き離していく。VivaC 86の土屋は後続との差を巧みにコントロールしているかに思われたが、22周目、GT500の車両を先行させる際にLEON AMGに隙を突かれて接近されてしまう。