これまで柳田と言えばニッサンのイメージが非常に濃い。当然、ドライブしてきたのもニッサンのレーシングカーばかりだ。初めてのアウディで戸惑ったところなどはなかったのだろうか?
「操作は……最初はすんなりいかなかったですね(笑)」と柳田。実際、ピットイン時等で、今まで体に染みついた操作をしてしまったりということもあった様子。
「ハンドクラッチだったり、最近のレーシングカーらしいですよね。ステアリングのスイッチ類も、GT3カーなのでドライバーが操作しやすいようになっています。表示も見やすいですし、今までになかった感覚です。新鮮ですね」
この日はチームの一ツ山亮次代表や岡澤優監督といったメンバーはもちろん、ライアンやWRTのピエール・アルナードエンジニア等とも、リラックスした様子でコミュニケーションをとっているのが印象的だった。
「昨日チームとちゃんと顔合わせをしたのですが、仲間としてやっていける手ごたえを感じました。昨年尻上がりに調子が良くなったチームですし、今年にかける意気込みも感じているので、早く溶けこみたいです」と柳田も語っていた。


