生まれ持った宿命として、年を追うごとにダウンフォース(DF)獲得のアイデアを模索し続けるレーシングカー開発の現場にあって、スーパーGTの現行GT500の空力規定はスピードやコストの行き過ぎを抑制する意図も込め、厳しい開発制限が設けられている。その制限の中で3メーカーは今季の開発をどのように進めて来たのか。開幕戦岡山の現場で聞いた。

 スーパーGT、GT500のエアロ規定では、具体的にはフラットボトムを起点にした高さ275mmまでの範囲と前後のホイールハウスを囲むエリアを『デザインライン』として定め、『外観から視認可能な部分のみ』開発を数年単位の登録制で許可する方針を採用する。その対象部位となるフロントバンパーコーナーの『フリックボックス』と、ボディサイドのドア下部に口を開ける『ラテラルダクト』は、昨季2022年の開幕を前に新規車種として参戦したNissan Z GT500と、ベース車両を”Type-S”に変更したNSX-GTを中心に、ベース車継続のGR Supraを含め、各車が形状変更と再登録を済ませていた。

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