レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2023.04.17 12:35
更新日: 2023.04.17 12:41

TOYOTA GAZOO Racing 2023スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2023スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

SUPER GT 2023年 第1戦 岡山
OKAYAMA GT 300km RACE

悪天候で大荒れの岡山で大嶋/山下組GRスープラが4位

GT300クラスでは佐藤/三宅組GRスープラが3位表彰台獲得

 岡山国際サーキットで行われたSUPER GTの開幕戦は、スタート直後に降り出した雨で大荒れの展開となり、目まぐるしく順位が入れ替わる中、大嶋和也/山下健太組ENEOS X PRIME GR Supra 14号車がトヨタ勢最上位の4位フィニッシュ。GT300クラスでは、佐藤公哉/三宅淳詞組HACHI-ICHI GR Supra GT 244号車が表彰台を獲得しました。

 SUPER GT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』が4月15日(土)、16日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されました。


 日本で最高の人気を誇るレースシリーズであるSUPER GTが今年も岡山で開幕。2023年シーズンも全8戦でチャンピオンシップが争われます。


 トヨタ勢では、GT500クラスに6台のGRスープラ、GT300クラスには4台のGRスープラと3台のGR86、2台のLEXUS RC F GT3、新開発された1台のLEXUS LC500hが参戦。


 GT500クラスでは、au TOM’S GR Supra 36号車が坪井 翔と宮田 莉朋のコンビ、Deloitte TOM’S GR Supra 37号車は笹原 右京とジュリアーノ・アレジという新たなドライバーの組み合わせとなる他は、昨年と同様のドライバーラインナップで、タイトル奪還を目指します。


 また、両クラスにおいてモータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりに向け、各チームとの連携を強化していきます。


 イベント広場には、TGRブースがオープン。LEXUS LC500hの展示、レーシングスーツを着てGR Supra GT500テストカーに乗り込むドライバーなりきり体験、思い入れのグッズを展示したTGRドライバーミュージアム、久しぶりにステージで行われたドライバー・監督トークショーなどで賑わいました。

2023スーパーGT第1戦岡山 展示されたGR Supra GT500のテストカー
2023スーパーGT第1戦岡山 展示されたGR Supra GT500のテストカー

■予選

 15日(土)は朝からあいにくの雨。午前中に行われた練習走行では、中山雄一がドライブするDENSO KOBELCO SARD GR Supra39号車が強まる雨脚の中で激しくクラッシュ。中山雄一は無事でしたが、39号車は修復のため、午後に行われる予選には出走できなくなってしまいました。

2023スーパーGT第1戦岡山 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)
2023スーパーGT第1戦岡山 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)


 予選開始の午後2時になっても雨は止まず、ノックアウト方式で行われる予選の各セッションは予定の10分間から15分間へと延長されて実施されることとなりました。


 GT500クラスのQ1は、セッションの延長と悪天候による赤旗の影響もあり、予定よりも遅れた午後2時53分に開始されました。


 GT300クラスのQ1が開始された頃に強さが増していた雨脚もこの頃には弱まり、路面は完全なウェットから徐々に乾いていくコンディションでの予選アタックとなりました。


 気温13度、路面温度14度というコンディションの中、セッション開始と共に全車一斉にコースイン。ここ岡山で2連勝中の14号車山下は、2周したところでピットへ戻り、タイヤを交換して再コースイン。タイヤを交換せず走り続ける車両とのタイム差に注目が集まりました。


 各車徐々にタイムを上げていき、ほぼチェッカーラップで各車ベストタイムを更新。そんな中、中盤に好タイムをマークした笹原の37号車がトヨタ勢最上位の5番手。最後にタイムを更新した山下の14号車が6番手、国本雄資のWedsSport ADVAN GR Supra 19号車が7番手に入り、3台がQ2に進出。坪井翔のドライブするau TOM’S GR Supra 36号車はタイムが伸びず10番手。立川祐路のZENT CERUMO GR Supra 38号車もセッティングがあわず、14番手に終わりました。


 Q2では、さらに路面コンディションが良くなる中でアタック合戦が展開。大嶋のドライブする14号車は、最後に1分29秒台に入れる速さを見せるもトヨタ勢最上位の4番手。阪口晴南の19号車もQ1のタイムを更新する好走で5番手。アレジの37号車が6番手に入りました。


 GT300クラスは、Q1を2組に分けて実施。各組上位8台がQ2へと進出します。


 Q1A組では、15分間のセッションの残り5分半ほどのところで、雨脚が強まり赤旗中断となり、そのままセッションが終了。その直前までのタイムで順位が決定しました。ここでは平中克幸がドライブするシェイドレーシング GR86 GT 20号車がトップタイム。高木真一のK-tunes RC F GT3 96号車が2番手。今季よりLEXUS RC F GT3を投入するANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車は古谷悠河がSUPER GT初の予選で4番手。そして、今季より投入される新型車両LEXUS LC500hのapr LC500h GT 31号車も小高一斗のアタックで5番手に入り、4台がQ2進出を決めました。


 天候の回復を待って遅れて開始されたB組では、路面コンディションが回復していく中で終盤タイムが次々に更新される展開。セッションを通してトップ争いを繰り広げた川合孝汰の埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車が2番手。muta Racing GR86 GT 2号車はフル参戦初年度のTGR-DC支援ドライバー、平良響が3番手の好タイムをマーク。佐藤の244号車が8番手で3台がQ2進出を決めました。


 Syntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が10番手、富士スピードウェイで行われた公式テストでの大クラッシュから修復を果たしたHOPPY Schatz GR Supra GT 25号車は11番手、apr GR86 GT 30号車は12番手となりました。


 Q2では、堤 優威の2号車が最前列2番手グリッドを獲得。31号車は嵯峨宏紀のアタックで6番手に入り、LC500hデビュー戦で3列目の好位置につけました。50号車が7番手、52号車が10番手、244号車が12番手、96号車は14番手、20号車が15番手グリッドから決勝に臨むこととなりました。

2023スーパーGT第1戦岡山 HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞)
2023スーパーGT第1戦岡山 HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞)


関連のニュース

スーパーGT 関連ドライバー

スーパーGT 関連チーム