酷暑の週末から一転、450kmの決勝レースは不安定な空模様に翻弄された。

 2023年スーパーGT第4戦富士スピードウェイでの勝負は、最終的に繰り上げ4位で陣営内最上位となった36号車au TOM’S GR Supraと、一方でレースの大半を支配したかに見えた14号車ENEOS X PRIME GR Supraがまさかのポイント圏外11位でチェッカーを受けるという対照的な結末となった。

 その背景には、どんな思惑と戦略的意図があったのか。レース後のパドックで、それぞれのチーフエンジニアに真実を聞いた。

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