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スーパーGT ニュース

投稿日: 2023.09.18 16:46

muta Racing INGING 2023スーパーGT第6戦SUGO 決勝レポート

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スーパーGT | muta Racing INGING 2023スーパーGT第6戦SUGO 決勝レポート

スーパーGT第6戦
SUGO GT 300km RACE

スポーツランドSUGO
予選:9月17日
天候:曇り
コース状況:ドライ

決勝:リタイア

 2023年スーパーGTシリーズ第6戦は、スポーツランドSUGOにおいて300kmレースとして開催。東北地方では年に一度のGTレースということもあり、早くから2万人近いファンがサーキットへ詰めかけ、道路の渋滞が発生するほどとなった。湿度の高い曇天で始まった決勝レースで、17位からスタートしたmuta Racing GR86 GTは、100kgのウエイトを積みながらもオープニングラップで順位を15位に上げ、さらに14位を奪い上位を目指していた序盤の10周目に突然のスローダウン。緊急ピットインしたが、駆動系のトラブルで残念ながら今季初のリタイアを喫した。

 天候不順で晴れ間のないレースウイークとなったSUGO。気温26度で始まった決勝前のウォームアップ走行では、堤から平良へつなぎトップタイムをマーク。決勝での17番手からの追い上げが大いに期待された。

 決勝レースは湿度の高い曇天。気温28度、路面温度33度というコンディションの13時35分にスタートした。このSUGOはコース幅やランオフエリアが狭く、接触などのアクシデントが起きやすく”魔物が棲む”と言われるサーキット。スタートを担当した堤は、オープニングラップを慎重にかつアグレッシブに攻め、2台をかわして1周を終了した。

 さらに堤は9台による数珠つなぎの10位争いの中でチャンスをうかがい、8周目には14位へ順位を上げた。ペースも1分21〜22秒台と良く、このままどこまで順位を上げられるかという10周目のレインボーコーナーを通過した直後に突然のスローダウン。そのまま緊急ピットインしたが、左のドライブシャフトが折れていたことでガレージイン。残念ながら序盤にレースを諦めリタイアとなった。

 次の第7戦は10月14〜15日にオートポリスにおいて450kmレースとして開催される予定。サクセスウエイトも半分に減り得意とするサーキットで上位を狙うレースとなる。

堤優威

「今週末のクルマは速かったです。今日のウォームアップもトップタイムでクルマの調子も良く、決勝ではGT500クラスの車両を使ったりして3台を抜けたのですが、レインボーコーナーの立ち上がりで2速から3速に上げるときに駆動が掛からなくなって、そのときは分からなかったのですがドライブシャフトが折れてしまったのでピットインしました。残り2戦ですが、クルマの速さはあるのでしっかり予選のQ1を通って、ミスなくやれれば自ずと結果は見えてくるでしょうし、次のオートポリスは得意とするコースですしクルマも軽くなるので優勝を目指して頑張りたいと思います」

平良響

「今日もしも僕までバトンが渡っていれば、すごく上位でゴールできたのではないかと思うので残念です。この結果で残り2戦は行くしかないという感じです。その舞台となるオートポリス、先日タイヤテストをしたもてぎは得意とするコースだと思います。特にオートポリスはタイヤに厳しいサーキットですが、ブリヂストンタイヤを活かして戦います。この得意だと思うふたつのサーキットで連勝をバシッと決めて逆転チャンピオンを獲りたいなと思います。応援ありがとうございました」

加藤寛規

「駆動系にトラブルが出てパーツもなかったのでレース続行が不可能でした。スタートでは狙っていたとおり順位を上げていて、周りのペースも遅かったのでそこからもっと順位を上げて行けると予想していました。結果的には表彰台争いもできたのではないのかなと思えるほどの速さがあったので、非常にもったいなかったです。パーツはきちんと品質の管理をしている中での不可抗力でのトラブルなので、今回は流れがなかったなという感じでした。応援してくださるみなさんに申し訳ありませんが、残りふたつのレースもしっかり前を向いて戦いたいと思います」

2023スーパーGT第6戦SUGO muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)
2023スーパーGT第6戦SUGO muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)


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