10月1日(日)決勝レース
MORIWAKI MOTUL RACING最高峰クラス復帰後初めての表彰台。高橋裕紀が3位表彰台! 清成龍一も8位フィニッシュ
全日本ロードレース第8戦「スーパーバイクレースin 岡山」の決勝レースが開催された。このレースウイークは好天に恵まれ、決勝日も雲が多いながらも晴天。大勢の二輪レースファンがサーキットに訪れた。
朝のウォームアップ走行、太陽が陰った分路面温度が上がらず、決勝レース用のタイヤをどうるすか判断を迫られた。
高橋は予選で履いたタイヤよりも低い路面温度に適したタイヤを選択、清成はタイヤを変えずに臨むことにする。高橋1分29秒378、清成1分29秒383とほぼ同一タイムで5番手、6番手につける。
決勝レーススタート。高橋はアウト側に目一杯振って第1コーナーに2番手で進入する。清成は抜群のスタートを決め高橋に続いて3番手で第1コーナーに進入、そのままオープニングラップをMORIWAKI MOTUL RACING2番手、3番手で通過する。
高橋と清成は2周目に早くも28秒台に入れ、高橋:1分28秒859、清成:1分28秒815のレースベストをたたき出し、トップの中須賀選手と遜色のないタイムで周回する。7周目まで高橋、清成のアベック走行を続けるが、この頃から清成はチャタリングに苦しめられ始め、ペースを上げられない。
高橋はタイヤのグリップがいつまで保つのか確証が持てないなか、29秒フラットに近いタイムでタイヤをいたわりながら、でも攻めて走るという非常に難しい走行を演じる。
さらにレース中盤以降バックマーカーを避けながらの走行となりラップタイムはさらに上げづらくなる。そこへヤマハファクトリーの野左根航汰選手が後方から追い上げてきて18周目の第1ヘアピンで先行を許して3番手となる。
清成はチャタリングに悩まされながらも29秒台中盤で走行を続けるが、終盤には30秒台までペースダウン、悔しい8位でフィニッシュとなる。
高橋は、レース終盤、タイヤを大きくスライドさせてもラップタイムが大きく下がらないことを把握すると、その走行法で周回を重ね、そのまま3位でチェッカー!最高峰クラスに復帰してから初めての表彰台をMORIWAKI MOTUL RACINGにもたらした。
残すのは最終戦のみ。MORIWAKI MOTUL RACINGの地元である鈴鹿サーキットで有終の美を飾れるようにライダー、メカニック、チーム一丸となってマシンの更なる開発を行う。