一方、quattroフルタイム4WDシステムを採用したAudi A5 Sportback 2.0 TFSI quattro sport、Audi A5 Coupé 2.0 TFSI quattro sport、及びAudi A5 Cabriolet 2.0 TFSI quattro sportの3モデルには、252馬力370Nmを発揮する高性能版2.0リットルTFSIエンジンが搭載されます。
いずれもトランスミッションは、7速Sトロニックです。同排気量エンジン比較で、最大出力+41馬力、トルク+20Nm向上。0-100km/hを6.0秒で加速(欧州参考値)。燃費効率も16.5km/Lと先代(13.6km/ℓ)比で21パーセント改善しています。
また、スポーツモデルのAudi S5 Coupé, Sportback, Cabrioletの3モデルには、354馬力、500Nmの強力なパワーを誇るターボチャージャー付き3.0ℓV6 TFSIエンジンが搭載され(Cabrioletは欧州仕様参考値)、quattroフルタイム4WDと8速ティプトロニックのトランスミッションが組み合わされます。
2007年3月のジュネーブ・モーターショーでデビューした初代Audi A5 Coupéは、エレガンスとスポーティネスを融合した美しいスタイリングにより、瞬く間に成功を手に入れました。
デザインだけでなく、4シータークーペとしての完全な実用性、スポーティな運動性能と快適性を両立させた走り、細部まで精密で高品質な造りによっても人々に高い評価を得ました。
その2年後にはCabrioletとSportbackが相次いでラインナップしました。
特に、Audi A5 Sportbackは、Audi A5 Coupéの美しさ、ステーションワゴンの機能性、そしてセダンの快適性を兼ね備えるユニークなモデルとして、新たな顧客を開拓することになりました。
翌2010年初頭から販売が始まった日本でも、Audi A5シリーズの顧客の過半数以上が、このSportbackを選んでいます。
またCabrioletも、ソフトトップを採用し、遮音性能を万全にするなどして、クーペと遜色ない快適性、日常性を確保したモデルとして2009年に日本に導入されました。