注目のサスペンションは、プリロードによるスプリング長の機械的調整に加え、縮み側と伸び側のダンパー特性も個別設定可能とするなど、サーキットユースを想定した仕立てに。フロントには軽量なカーボンファイバー製の調整式トーションバーを備え、リヤはスチール製の調整式としつつも、中空管構造により軽量化が図られている。

 さらにこのリヤサスペンションには、従来のロア側に加えてアッパーにもピロボールを採用。大きな入力や荷重変化の際にも極力ジオメトリー変化を起こさず、ドライバーの意思に忠実な車両挙動を実現している。

 またリヤ側アンダーボディに設けたカーボンファイバー製パネルも優れたハンドリング精度の実現に一役買っており、この軽量かつ高剛性の部材はリアエンドの剛性を高めることにより、ボディシェルの安定性をさらに強化している。

 また軽量化対策の面でも多くのカーボンファイバー製コンポーネントに加えて、専用ブラックペイント仕上げのブレーキキャリパーを備えるAMGカーボンセラミックブレーキと、カーボンファイバーバケットシートを採用。

 足元の軽量AMGパフォーマンス5ツインスポーク鍛造アルミホイールは専用チタニウムグレーペイント仕上げとされ、リムフランジにもハイシーン仕上げが施された。

 そして空力性能にも大幅な改良が施され、フロントエプロンの側面にはクリアコートされたカーボンファイバー製のフリックを2枚追加し、さらに大型化したスプリッターには延長部を支えるべく金属製ブレースも新設定。

 負圧を利用したフェンダールーバーからはタイヤハウス内のエア引き抜きを助けるとともに、リアのガーニーフラップ付きアジャスタブルリヤウイングを始めとした可変デバイスを含めて、ダウンフォースの大幅アップを実現している。

2018年11月にマロ・エンゲルがニュルで7分04秒632を記録した『メルセデスAMG GT R PRO』
カーボンファイバー製の中央部が凹型の専用形状ルーフ、フロントスプリッター、フェンダーフィン、サイドシルトリム、リアディフューザーを採用
磁性流体のダイナミックエンジントランスミッションマウントも設定を見直すことで、アジリティの強化と正確なレスポンス、明確なフィードバックを実現した

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