これらフロント側の機能アップに合わせて、リヤサスペンションはスプリング特性の見直しとショックアブソーバーのサイズアップを施すことにより、走破性能と乗り心地の両立を目指した改良も施されている。
その基礎性能向上を活かすべく、ソフトウェア面では電子制御4WDシステムに新たにヨーレイトフィードバック制御を追加することで車両の旋回運動を的確に判断し、よりステア操作に忠実な挙動を実現したほか、トラクションコントロールの最適化でモーグル路のような過酷な路面状況での発進走破性能を高める制御範囲を、従来型の4WDロックのみから4WDオートにも拡張し、悪路走破性をさらに高めている。
その他、フロントウィンドシールドにも遮音対策を施し、フロアカーペットにも遮音材を追加するなど防音性能を強化し車内の静粛性を向上させたほか、ディーラーオプションのフロアマットにも吸音機能を追加することで、さらに静粛性を高めている。
その充実した機能性とダイナミクス性能に加えて予防安全技術“e-Assist”を新規採用し、衝突被害軽減ブレーキシステム“FCM”や車線逸脱警報システム“LDW”、レーダークルーズコントロールシステムの採用により、全車が国土交通省指定“サポカー”に該当する機能を備えた。
また衝撃感知ドアロック解除システム付きの車速感応オートドアロックやクローズ&ロック機構の採用、大画面の“DELICAD:5オリジナル10.1型ナビゲーション”などを新たにディーラーオプションで設定し、利便性も向上させている。
さらに新エクステリアでの異なる個性として、よりソリッドかつクリーンなフロントメッキグリルと、ワイドで安定感のあるフロントバンパーにより、ダイナミックな塊感を表現した『デリカD:5 URBAN GEAR(アーバンギア)』も新設定。
リヤ側ではマフラーの切り欠きを廃したリヤバンパーと、洗練されたイメージとなるクリアタイプのリヤゲートガーニッシュを採用し、インテリアでもバール杢(根の近くの瘤にできる希少価値の高い木目)柄を再現し、艶の高い青みの黒木目をアクセントに配したスタイリッシュな仕立てとなっている。
ボディカラーは歴代デリカが採用してきたグリーンを継承したエメラルドブラックパールを新たに開発し、テーマカラーとなる2トーンのエメラルドブラックパール×アイガーグレーメタリックを含む全8色が用意され、価格は382万2640~421万6320円に。従来型の継続販売となる2~2.4リッターのガソリンモデルは244万9440~321万8400円となっている。
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