そして、GLCでは初となるAMGモデル『メルセデス AMG GLC 43 4MATIC』は、Cクラス系などでおなじみのMercedes-AMG製3.0リッターV型6気筒直噴ツインターボを搭載。最高出力270kW/367PS、最大トルク520Nm、0-100km加速4.9秒のハイパワーを実現しながら、クランクケースとシリンダーヘッドをアルミニウム製とするなど、軽量化にも配慮した最新のエンジンとなっている。


もちろん、そのエンジンに見合った駆動系には、通常31:69とリヤ寄りの駆動力配分とした「AMG 4マティック」や、コンフォート/スポーツ/スポーツ+の「ダイナミックセレクト」を備えたAMGスポーツサス、フロント360mmのドリルドローターを備えた強化ブレーキ、軽量低排圧の「AMG スポーツエクゾーストシステム」など、数々のパフォーマンス装備がおごられている。


価格は『メルセデス AMG GLC 43 4MATIC』が、43AMGで最もリーズナブルな863万円。100%エコカー減税適用となる『GLC 350 e 4MATIC Sports』は863万円で、左ハンドルのみの設定となる。
また、両者ともにミリ波レーダー式PCS(衝突被害軽減システム)/ACC(車間距離制御システム)、側方死角車両監視、車線逸脱支援といった基本機能に加えて、前後の複数レーダーやステレオカメラにより歩行者対応や側方車両飛び出し検知ブレーキアシスト、急接近する後方車両への追突警告などの機能も採用。
さらにACCは停車までサポートする全車速型。側方死角車両監視には車線変更時に死角車両を検知するとブレーキを用いて進路修正を行い危険を回避する機能も装備している。
通常の250系でも、メルセデスラインナップの中で随一とも言える、驚くほど収まりのいい乗り心地を披露するGLC。この2モデルでさらに“味わい”のバリエーションも広がることとなった。
