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クルマ ニュース

投稿日: 2020.07.15 16:40
更新日: 2020.07.15 18:39

EV新時代のクロスオーバーSUV『ニッサン・アリア』発表。日本では2021年中頃に発売

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クルマ | EV新時代のクロスオーバーSUV『ニッサン・アリア』発表。日本では2021年中頃に発売

 アリアに搭載された新開発の電動パワートレインは、さらなる効率化を図るとともに、高い動力性能を誇ります。そして、さまざまなお客さまのニーズに合わせて2種類のバッテリーサイズと2種類の駆動方式をラインナップしました。

 アリア 65kWhバッテリー搭載モデルはクロスオーバーSUVボディと広い室内空間をもち、ドライバーと同乗者に快適な乗り心地を提供します。通勤や買い物などの日常使いだけでなく、週末のドライブにも十分な航続距離を持ち、多くの人にアリアのすばらしさを感じてもらえるでしょう。そして、90kWhバッテリー搭載モデルはアリアのラインナップの中で最長の航続距離を誇ります。よりロングドライブを楽しみたい方にお勧めのモデルです。

 アリア e-4ORCE 65kWhバッテリー搭載モデルはもっとも性能と価値のバランスが良いモデルです。日産が誇る最新の4輪制御技術『e-4ORCE』は前後に搭載したモーターと、4輪のブレーキを繊細にコントロールし、プレミアムスポーツカーに匹敵する、もしくはそれを凌ぐ運転性能をもたらします。そしてe-4ORCE 90kWhバッテリー搭載モデルは、90kWhバッテリー、e-4ORCE、ハンズオフを可能とするプロパイロット2.0標準搭載したまさにアリアの最高峰モデルであり、ニッサン・インテリジェント・モビリティを代表するモデルです。

快適で意のままに走るドライビングパフォーマンスと新世代のEVパワートレイン

 アリアに採用される新開発のEV専用プラットフォームは、EVを知り尽くした日産のノウハウによって、運転の楽しみはもとより、乗る人すべてが快適なクルマを目指して開発されました。

 重量物であるバッテリーを車体中央に配置し、低重心かつ前後の重量配分が均等になるように設計しました。また、バッテリーケース内にクロスメンバーを配し、フロアトンネルがないフラットなフロアも高い剛性を確保しています。組み合わされるサスペンション部品も高剛性な部品を採用するなどし、操縦安定性能を向上させるだけでなく揺れにくい快適な乗り心地と高い静粛性を実現しています。

 また、2017年に発売された『ニッサン・リーフ』に採用されたe-Pedalも搭載しています。アクセルペダルの踏み加減を調整するだけで発進、加速はもとより、減速をコントロールすることが可能です。

グリル部のスモークカバーはシールドと表現される。
グリル部のスモークカバーはシールドと表現される。

 新開発のEVパワートレインは、すべてのモデルにおいて優れたパフォーマンスを誇ります。新開発されたモーターは高速巡行時の消費電力を低減し、一充電の航続距離が最大610km(2WD 90kWhバッテリー搭載モデル WLTCモード 社内測定値)*1を実現しました。また、最大130kWの急速充電に対応するとともに、バッテリーの温度を一定に保つ水冷式の温度調節システムを搭載し、30分の急速充電で最大375km分を充電することが可能*2となりました。

 なお、日産はアリアの発売に備え、新たな充電インフラの整備を目指しています。同モデルの高いバッテリー性能に対応し、より短時間での充電を可能とする最大出力150kWのCHAdeMO急速充電器を、2021年度内に国内の公共性の高い場所に設置できるよう、パートナーとの調整を進めています。

乗る人すべてにワクワクと快適な乗り心地を提供するe-4ORCE

 アリアには日産のもっとも先進的な4輪制御技術『e-4ORCE』が搭載されます。日産のエンジニアは、『ニッサンGT-R』のATTESA E-TS(電子制御トルクスプリット四輪駆動システム)や『エクストレイル』のインテリジェント4×4システムなどから得た、駆動力制御とブレーキ制御、シャシー制御の効果を最大化するためのノウハウを持っています。そして、日産がEVと先進4輪駆動システムを開発してきた長い経験が、e-4ORCEをさらに確かなものとしています。

 e-4ORCEは、前後に合計2基の電気モーターを搭載しています。それぞれのトルクを個別にコントロールすることが可能で、加速時のトラクション性能はもとより、減速時においても前後のモーターそれぞれで回生量を調整し、ブレーキ時のクルマの沈み込みを減少させるなどといった車体の揺れを抑える制御を行います。

ニッサン・アリア(インテリア:コクピット)
ニッサン・アリア(インテリア:コクピット)

「モーターのレスポンスの良さを活かすことで、ブレーキが踏まれた瞬間から車体の動きを制御することが可能となります。この制御を行うことで、特に助手席や後席に乗る人に安定したスムーズな乗り心地を提供することができるのです」と日産のパワートレイン・EV技術開発本部、エキスパートリーダの平工良三は語りました。

 またコーナリング時は、前後のトルク配分を適切に調整するとともに、4輪のブレーキを個別に制御することで、ドライバーのステアリング操作に忠実で、滑らかで心地よいハンドリングを楽しむことができます。これらの制御によって、ドライバーの技量を問わず、雨天や雪道などさまざまな道路環境下においても、ドライバーは安心して運転することがでます。

 福田真人(商品企画部チーフ・プロダクト・スペシャリスト)は次のように述べました。

「アリアのインテリジェント・パワーは、日産のDNAを定義する柱のひとつです。これまでEVについて多くのことが語られてきましたが、そのなかでも、0-100km/hの到達時間がしばしば話題になりますが、高い加速性能を誇るEVにとって、直線の加速性能がいいのは当たり前で、アリアの真価は、雪が降り積もる山道や濡れた街路など、さまざまな運転条件で最大のパフォーマンスを発揮することです」

日本での発売は2021年中頃が予定されているニッサン・アリア。価格は500万円から
日本での発売は2021年中頃が予定されているニッサン・アリア。価格は500万円から

先進の運転支援技術によって、運転のストレスを低減


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