フォルクスワーゲンの新世代EVファミリー『ID.』に属する最小コンパクトとして、前輪駆動で最大450kmの航続距離を誇る新デザイン戦略採用のコンセプトモデル『ID. 2all』が世界初公開された。ベース価格が2万5000ユーロ(約353万円)以下で「ゴルフと同じくらい広く、ポロと同じくらい手頃な価格」を標榜し、新しいMEB Entryプラットフォームを採用したこの新型EVは、2025年にも量産モデルの発売が予定されている。

 2035年までとされたガソリンエンジン搭載車両の販売規制が緩和されたとはいえ、電動化攻勢を加速し「2026年までに10車種の新しい電気自動車を発売する」との計画を進めるフォルクスワーゲンは、前輪駆動を採用した最初の『ID.』ファミリーとして、ブランドのアイコンたるハッチバックの系譜とDNAを、新たな解釈で表現したモデルを公開した。

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