トップのマーデンボローは、ひとり1分42秒台に入りファステストラップを記録する圧倒的な速さでギャップを広げるなか、後続では難しいコンディションに苦しめられるドライバーが多く見られた。
8周目には、4番手にポジションを上げ、前を走る坪井翔(ZENT TOM’S F314)へ迫った石川がバックストレートエンドでコースオフ。後方の阪口晴南(HFDP RACING F312)にオーバテイクを許してしまう。
5番手に後退し、前を行く阪口を追いかける石川は19周目、今度はアトウッドコーナーでオーバラン。今回は後続とのギャップが十分あったため、順位を落とすことなくコースへ復帰していった。

トップを快走するマーデンボローは、最終的に2番手以下に25秒もの大差をつけてトップチェッカー。全日本F3初優勝を飾った。
2位にはオープニングでポジションを上げた牧野、3位は坪井と続き、今年から全日本F3へ参戦するドライバーが表彰台を占める形となった。

F3-Nでは、昨日の第5戦と同様にスタートでポジションを落とした片山義章(Petit LM Racing)が2周目に首位のDRAGON(B-Max Racing F308)を交わしてトップに浮上。そのまま逃げ切り、地元岡山ラウンドで2連勝を飾っている。
