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国内レース他 ニュース

投稿日: 2016.07.17 13:06
更新日: 2016.07.17 13:12

全日本F3第10戦:残り2周の逆転劇。千代勝正が今季F3初優勝

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国内レース他 | 全日本F3第10戦:残り2周の逆転劇。千代勝正が今季F3初優勝

 これで2番手に後退した大津は、じわじわと来ず奥に差を詰められていき、8周目の1コーナーで千代に交わされ3番手に後退。その後も坪井翔(ZENT TOM’S F314)、山下健太(ZENT TOM’S F312)にも追撃され、ポジションを落としてしまう。

 2番手を取り戻した千代はペースを上げ、前を行くチームメイトを追いかけ始める。レース残り4周には1.9秒差まで詰め寄ったが、この周の1コーナーでF3-Nのアレックス・ヤン(ALEX YANG Hanashima F3)と片山義章(Petit LM Racing)が接触。片山はコースへ復帰したものの、ヤンは再スタートできずマシンを降りたため、車両回収のためにセーフティカーが導入された。

 レースは残り2周で再開。このリスタートでマーデンボローの背後につけた千代は、1コーナーでアウト側から並びかけてオーバーテイク。チームメイト同士のバトルを制し、トップに浮上した。また、3位争いを演じる坪井、山下のチームメイトバトルはイン側に飛び込んだ山下に軍配が上がった。

全日本F3第10戦  ファイナルラップで接近戦が繰り広げられた2位争い
全日本F3第10戦 ファイナルラップで接近戦が繰り広げられた2位争い

 このままの順位でチェッカーかと思われたが、ファイナルラップのシケインで千代がわずかに失速。これにマーデンボローが引っ掛かり、加速が鈍った隙をついて山下がマーデンボローのインを刺そうと襲いかかる。しかし、マーデンボローはイン側を閉めてけん制。これで行き場をなくした山下は後続の坪井に逆転を許し、4番手に後退してしまった。ポジションをひとつ上げた坪井は、最終コーナーでマーデンボローのインを伺うが、加速重視でコーナーをクリアしたマーデンボローを交わすには至らなかった。
全日本F3第10戦  千代勝正(B-MAX NDDP F3)
全日本F3第10戦 千代勝正(B-MAX NDDP F3)

 トップの千代はそのまま逃げ切り、トップチェッカー。千代はここまで苦しいシーズンを過ごしてきたが、念願の今季初優勝を飾った。
全日本F3第10戦  松井孝允(サムライサポーターズF306)
全日本F3第10戦 松井孝允(サムライサポーターズF306)

 F3-Nはクラスポールポジションからスタートした松井孝允(サムライサポーターズF306)が2連勝をあげている。

■全日本F3第10戦 暫定結果(編集部計)

Pos. No. Driver Car Gap
1 23 千代勝正 B-MAX NDDP F3 21Laps
2 22 ヤン・マーデンボロー B-MAX NDDP F3 0'01.492
3 37 坪井 翔 ZENT TOM'S F314 0'01.653
4 36 山下健太 ZENT TOM'S F312 0'01.905
5 12 牧野任祐 TODA FIGHTEX 0'02.734
6 8 大津弘樹 HFDP RACING F312 0'04.504
7 21 イェ・ホンリー KRC with B-Max F315 0'06.281
8 7 阪口晴南 HFDP RACING F312 0'06.844
9 2 石川京侍 TODA FIGHTEX 0'07.764
10 28 山口大陸 タイロク・エクシード 28号 0'08.267
11 25 松井孝允(F3-N) サムライサポーターズF306 0'11.332
12 3 三浦 愛 EXEDY B-Max F312 0'27.191
13 30 DRAGON(F3-N) B-Max Racing F308 0'49.357
14 9 廣田築(F3-N) アルビレックスF306TLM 0'53.063
15 78 片山義章(F3-N) Petit LM Racing 0'53.151
16 10 岡崎善衛(F3-N) Glocal アルビTLM 0'56.658
17 5 アレックス・ヤン(F3-N) ALEX YANG Hanashima F3 6Laps

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