■4月1日(日) 決勝

観客動員数:28,500人(土、日集計)

 前日同様、汗ばむような天候のなか迎えた決勝。スーパー耐久シリーズ開幕である鈴鹿サーキットでは例年を大きく上回る動員数を記録し、ファンの期待の大きさが伺えました。
 
 前日の予選を2位で終えたものの、予選中の給油作業に対する作業義務違反のペナルティを受け、決勝レースは2グリッド降格のクラス4番手からのスタートとなりました。しかし、今回は5時間という長丁場での決勝であり、FCY(フルコースイエロー)制度の導入など、昨年までとは違ったレース展開も予想されるので再度チーム全員でミーティングを行い決勝レースへ臨むことに。
 
 スタートドライバーは白坂が務めることになったAudi Team DreamDrive。オープニングラップでポールポジションスタートだった19号車が車輌故障により戦線離脱。スタートを担当した白坂のペースは良く、グリッド降格を感じさせない追い上げで6周目に10号車を抜きクラス2番手に、7周目には97号車を抜いてクラストップに浮上。50台以上が出走する混戦のなか、危なげなく2番手に約10秒のリードを築き予定通りスタートから80分で田ヶ原へつなぐ。
 
 このスティント中に度々FCYが導入されたが、安定した走りを続け2番手との差を最大で約42秒に広げて田ヶ原も予定の80分で3スティント目の竹田との交代の為ピットイン。シーズンオフの間に何度も繰り返したタイヤ交換練習の成果もあらわれ、メカニックチームはとても速いピットワークで竹田を送り出す。
 
 ここまでは優勝の狙える最高の展開でしたが、ピットアウトから5周目に予定外の緊急ピットイン。スタート時点から路面温度は15度も上昇し、路面コンディションの急激な悪化による激しいタイヤのピックアップ(タイヤカスによる振動)に悩まされペースダウン。このレースウィーク中自己ベストタイムを更新する等、調子の良かった竹田にとっても苦渋の決断となりました。
 
 ピックアップの起きていたリヤタイヤを交換し、その後約20周を走り切り最終スティントはふたたび白坂へ。ファステストラップを更新しながら怒涛の追い
上げを見せるも、他チームより1回分多くなってしまったピット作業分を埋めるには至らず、3位でチェッカーを受けました。

 序盤の展開を振り返れば悔しい3位ではありますが、合計6度のFCY導入やTCRクラス7台中3台のリタイヤといったサバイバルレースだったことを考えると、初戦での入賞は今後に大きくつながるポイント獲得だったと思います。
 
 今回はチームの地元(京都)関西圏だったこともあり、ピットにも沢山の関係者、ゲストの方々が足を運んでくださいました。人気アニメ『プリズマ☆イリヤ』とのタイアップにより新たなファン層からの注目を集めるなか、初戦を入賞で終えることができスポンサー各位、ご声援くださったファンの方々に感謝申し上げます。
 
 次戦SUGOラウンドも引き続きAudi TeamDreamDrive プリズマ☆イリヤ RS3 LMSの応援を宜しくお願い申し上げます。

プリズマ☆イリヤ RS3 LMS
プリズマ☆イリヤ RS3 LMS

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円