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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.04.17 10:59
更新日: 2018.05.15 11:53

ENDLESS SPORTS スーパー耐久第1戦鈴鹿レースレポート

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国内レース他 | ENDLESS SPORTS スーパー耐久第1戦鈴鹿レースレポート

[決勝/4月1日(日)] 3号車 9位

PM12:20スタート 5時間レース(PM17:20チェッカー) ドライコンディション

 春らしい、穏やかな天候となった決勝当日。昨シーズンの鈴鹿ラウンドよりも1時間長い5時間となった決勝レースは、12時16分過ぎセーフティーカーに
誘導され、各車、グリッドから離れて行く。

 シケインから立ち上がってきたセーフティーカーが抜ける。スタートラインまでの走行権利を持つ24号車は、ギリギリまで超スローペースでコントロール。ラインまで一気に加速。

 これにピタッと合わせた山内は遅れることなくスタートする。背後からサイドへとプレッシャーをかける山内。オープニングラップは2番手。その直後にシケインでスピンしたマシンにより 1回目のFCYが提示される。

 最終的にFCYはチェッカーが振られるまでに計6回提示されることになる。無理をすることなく山内は2分05秒台でのラップ。ラップ遅れのマシンなどに引っかかり、トップの24号車との差が5秒にまで広がることもあったが

 1回目のピットストップの時には2秒台にまで詰まっていた。33ラップ過ぎ、山内から銘苅にスイッチ。タイヤ交換給油を済ませコースに戻ったときには5番手にまで後退していたが、その2ラップ後にトップの24号車がピットストップ。当チームの後方約7秒のところでコースに戻る。99号車がまだピットストップしていないため当チームのGT—Rはモニター上では2番手だが事実上のトップに躍り出た形となる。
 
 トップを走る銘苅。単独ではライバル勢と変わらない走りを見せるがラップ遅れのマシンに引っかかるとややタイムが落ちてしまう。最高速度で60km/h以上も遅いマシンをかわしていかなければならないのがスーパー耐久。スプリントレースではあり得ないようなシーンがスーパー耐久にはある。
 
 45ラップ過ぎ、FCYがふたたび提示される。このタイミングで当チームは銘苅からYUKE TANIGUCHIにスイッチする。YUKE TANIGUCHIは2番手でコースに戻り、51ラップのシケインで3番手に落ちるも2分07秒台でのラップを続ける。60ラップ過ぎ、当チームのマシンの右側タイヤ後方から炎が……。
 
 フェンダー内から後方に抜けるダクトにタイヤカスが引っかかり、これが発火した。峰尾監督はすぐに消えるのを察知してオフィシャルにオレンジボールの提示を遅らせるように求めるが認められず、62ラップすぎ、ピットストップすることになってしまう。これで5番手にまで後退。
 
 さらに災難は続く。その後は安定した走りを見せていたYUKE TANIGUCHIだが、75ラップ目のデグナーで当チームのGT—Rの右サイドに後方からきたポルシェが……。
 
 ピットにまで戻ってくることはできたが、サイドに取り回されているエキゾーストが完全に潰れてしまう大きなダメージを負っていた。結局、この修復に1時間以上も費やすことになる。
 
 完全に勝負権はないが銘苅にマシンに慣れさせる。たかだか2ポイントだがこの2ポイントが後々には効いてくることだってある。そのためにもしっかりと走り完走を目指した。
 
 結局、優勝も十分に狙えた開幕戦だったが、まさかの9番手という、あまりにも悔しい結果に終わってしまった。次回はSUGOラウンド。この悔しさはしっかりと返すべく、東北に乗り込みたい。

3号車ENDLESS GT-R
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ニッサンGT-RニスモGT3とトヨタ86を走らせるENDLESS SPORTS
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