GT3カーはBoPを施すことによって各車の性能を均衡化しているが、多くの車両がスーパースポーツカーをベース車としており、市販車よりもトップスピード等で遅くなっている場合がある。BoPを撤廃することでSCRが目論むとおり、ストレートで300km/h超のパフォーマンスを発揮する可能性がある。

このBoP撤廃について竹内代表に聞くと、下位クラスにあたるワンメイクカップカーが、GT3よりもストレートスピードで上回ってしまうことが理由のひとつだという。また、純粋に「せっかくジェントルマンドライバーが高いお金を払ってマシンを買ったのだから、本来のパフォーマンスを出させてあげたい」というのも理由だとか。

気になるのは、BoPを廃することでベース車の性能差が顕著に表れ、“ひとり勝ち”状態になってしまうのではないかということだ。ただ、これについては「主催者とエントラントで相談して調整する」という。

GT3カーのBoP撤廃は、世界でもあまり例を見ないものであり、GT3をリリースしているメーカーも、BoPありきでマシンを製作している部分もある。いったいどんなレースになり、どんな速さになるのか。今年のSCRは必見といえるかもしれない。

本日のレースクイーン

奥西はつみおくにしはつみ
2025年 / スーパー耐久
AutoLabo Lady
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円