■多くのモータースポーツ関係者も注目
「競い合うことこそ、人の成長を促します。2017年はしっかりと準備を整えつつ、レースをしていきたい」と公木代表。ただ、速さや勝利だけを求めるのではなく、教育の部分を重視し、マナー違反等には厳しく接しながらレースを作っていきたいという。
さらに将来は、モータースポーツが教育のひとつとして成立し、これからモータースポーツが発展していく国に、カートを使った教育を“輸出”したいという。また、「2020年の東京オリンピックをやっている横で、お台場で学生カートの日本一決定戦をやってみたい」と夢を語った。
この日は、12ほどの大学自動車部やインカレチームの主将や代表者が参加し、積極的な姿勢をみせてくれた。公木代表によれば、17年9月のチャンピオンシップには、20台ほどの参加を期待しているという。
また、会場にはGT300クラスに参戦する中山雄一や、16年のFIA-F4チャンピオンの宮田莉朋も姿をみせ、カートの面白さ、可能性について語った。さらにニスモの片桐隆夫社長や柿元邦彦アンバサダー、トムス関谷正徳氏も訪れ、若者にアドバイスを行った。この日はさらに、かつてセリエAで活躍し、現在は日本でACミランのスクールのテクニカルディレクターを務めるマヌエル・ベレッリも訪れ、若者たちにスポーツの面からアドバイスを行った。

