28日に行われた第4戦では、単走前に雨が降り出し、降ったり止んだりの難しいコンディションで単走は実施され、前日に続いてウエットルールが適用された。

 Aグループ後半に登場した藤野は93.80点と高得点をマーク。横井は1本目で93.38点と藤野に迫る得点を見せると、2本目は大きな角度に加えて、振り出し、振り返しも鋭さあるドリフトで95.41点と藤野を上回りトップに立つ。

 Cグループで走行した目桑も安定したドリフトで横井に迫るも93.79点で3番手。そのまま横井を上回るドライバーは出ず、横井が勢いのまま単走優勝を果たした。

TSUKUBA DRIFTは横井が席巻。2連勝でランキングトップに/D1GP第3戦&第4戦
濡れた路面で安定感を見せた横井昌志が単走を制する/D1GP第4戦筑波

「朝のチェックランでも点数出ていたし、昨日ウエットも走っているし、どっちの路面も自信があったので、1本目にそれなりの点数が出れば2本目は攻められると思っていました。流れよく予定通りでぜんぶ行ったかなと思います」

「もうハーフウエットでもいけるぐらいでした。エアの調整もいろいろやったし、自分の中ではこうなったらこうなるっていうルーティンが決まっているから、コースインした時にドリフトしたら、その時の感じで大体わかるので、それでもういけるなという感じでした」

「1本目も最初から93点台を出していきたいねという話で、93点台が出たので、予選は大丈夫でしょうということで2本目思いっきりいったって感じです。攻めたのは振りのセクターですね。けっきょく振りのセクターをいい感じで振れてアクセル入れば、その後のコーナーのエリアでは安定するから絶対点数出るとわかっていました」

「1本目はそこをちょっとだけ抑えていったから、まあ自分の中では1セクターと4セクターをガッツリ攻めていったっていう感じです。本当にぜんぶが狙いどおりな感じでした。本当に過去一いい状態じゃないかというぐらい……、なんか自分でもびっくりするぐらい、いい感じで走っています」

■第4戦追走トーナメント:荒れ模様の展開を生き残った横井が連勝

 午後の追走トーナメントは、路面が次第に乾いていくコンディションでスタートする。追走トーナメントには、ランキング上位陣が安定感を見せて進出したが、前日とは6人が入れ替わる顔ぶれとなる。

 D1グランプリ2年目の和田賢志郎は、開幕ラウンドでトラブルに見舞われたが第4戦で今季初の追走進出を果たし、ベスト16で藤野を倒し、ベスト8に進出。しかし、中村直樹との対戦はマシントラブルで敗戦となった。

TSUKUBA DRIFTは横井が席巻。2連勝でランキングトップに/D1GP第3戦&第4戦
藤野を倒しベスト8に進出するもマシントラブルでリタイアし不完全燃焼となった和田賢志郎/D1GP第4戦筑波

 前日に続き追走トーナメントに進出したPOPは、ベスト8で蕎麦切と対戦。1本目で後追いのPOPはストレートで蕎麦切に追突。その後ドライブシャフトを破損してリタイアした。

 ベスト4はランキング上位の横井、蕎麦切、中村直樹が勝ち上がり、単走で速さを見せる目桑が今季初のベスト4進出を果たす。

横井vs蕎麦切のバトルは、1本目後追いの蕎麦切が接近したドリフトを見せてリードをするも、2本目の先行時にヘアピンでコースアウトし横井と接触。蕎麦切の過失割合が大きい判定となって、横井が勝利を収める。

 もう一つの中村直樹vs目桑の対戦は、1本目で後追いの目桑が接近ドリフトを見せて10.8点のリードを得る。2本目は後追いの中村が目桑に近い距離で1コーナーに進出。しかし、そこで目桑をプッシュ。過失割合で中村が大きく減点され、目桑が勝利を収める。

TSUKUBA DRIFTは横井が席巻。2連勝でランキングトップに/D1GP第3戦&第4戦
準決勝で対戦した中村直樹vs目桑宏次郎のバトル/D1GP第4戦筑波

 横井vs目桑の決勝戦となったが、走行前に目桑の車両が過給圧トラブルに見舞われリタイア。横井が前日に続き連勝を果たした。

 早くも今季3勝目を挙げランキングトップに立った横井は、「もう流れもよくて、単走もいい感じで優勝できたし、まだ点数出せそうなぐらい余裕があったんだけど、あの1本目、2本目と順序よくいい点数出せたから、まあ完璧だったなと思います」

「(蕎麦切)広大くんの時に、先行で思いっきり行こうと思ったらちょっと角度足りなくてゾーン途中入場しちゃったりとかあって減点が入ってしまいました。2本目は11点以上取りにいかなきゃいけなかったので、進入から思いっきりいこうと思っていって、ちょっとオーバースピードで入ってギリ曲がれるかな、コースアウトちょっとしたぐらいかなという感じでした。広大くんが自爆してくれたので、ボク的にはラッキーかなという感じです」

「クルマも本当に最高だし、今年から使っている自分の足まわりが本当によくて、パッケージ的にも、エンジンとかボディとか足まわりも乗りやすくて最強だと自分では思っていて、ホントに自信持って走れるので最高です」と振り返る。

 シリーズ序盤ですごく調子いいときの怖さも知っているのではという質問には、「もう前にそれ経験してるので、このまま無双状態でいけるでしょと思って自信持っていけば……、大体みんなね、自信がなくなってくるんですよ。プレッシャーが出てきたりとかするので、シリーズチャンピオンを獲る時も最後の最後でミスるとか、そういうのがあるんですけど、僕はそういう経験は終わっているから、もう今年はぶっちぎっていきたいと思います」と語った。

 D1グランプリ第5戦&第6戦は、福島県エビスサーキットで9月26、27日に開催予定だ。

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