6月13〜14日、福島県のエビスサーキット西コースで2026年FDJフォーミュラドリフトジャパン第3戦が開催された。Team Kazama with Moty’sの大湯都史樹は単走予選22番手から追走決勝トーナメントに挑んだが初戦トップ32で敗退、最終順位は24位に終わった。スーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権といったトップカテゴリーで磨いてきた才能を引っさげ、2025年にドリフト競技に足を踏み入れた彼にとって、これはまだ道半ばの結果だ。
2025年の第5戦奥伊吹では決勝2位で準優勝という鮮烈な結果を残しているだけに、今シーズンはさらなる飛躍が目標となっている大湯。チームを率いる風間俊治代表とともに、ドリフト初年度の記憶から2年目の現在地、そして足元を支えるヨコハマタイヤとの信頼関係を聞いた。
■改めて振り返るドリフト初年度。準優勝も「波があった一年」
2025年第1戦富士でドリフト競技という未知の世界に飛び込んだ大湯。それまでグリップカテゴリーで磨いてきた感性をもとにしたドライバーの新たな挑戦はFDJに大きな衝撃をもたらした。しかし、その船出は決して順風満帆ではなかったと本人は振り返る。
「第1戦はいろいろとレベルが伴っていないなかでもトップ16まで進むことができて幸先は良かったです。でも、そこからは予選日にいきなり雨が降るなど、雨でのドリフト経験がなかったので、何がなんだかよくわからないまま終わった大会も2戦ほどあって少し苦戦しましたね」
ウエットコンディションでのドリフトという、レースで鍛え上げてきたはずの経験値が通用しない瞬間に苦しめられたと言う大湯だが、それでも歩みを止めなかった。
