開幕戦でのオーバーテイクは減少
開幕戦でのオーバーテイクは減少

●キャッチポイント4:昨年、最もオーバーテイクが多かったのはここ上海。上位メンバーが下位に沈む混乱模様になり、彼らがポジションアップ。メインストレート600m、バックストレート1175mのブレーキングが抜きどころに。さらにターン6、ターン11も左フロントタイヤが厳しくなってきた相手を刺せる。開幕戦の舞台アルバートパークは昔から「抜きにくい」定評があり、今年オーバーテイクが激減したのは確かだが、ここ2戦目でどうか見極めたい。

●キャッチポイント5:雨がらみレースやセーフティカー導入など、過去に荒れた印象があるものの、上海戦は決してサバイバルゲームではない。昨年、全車完走22台、15年17台、14年20台、13年18台、12年23台と高い完走率。コース幅は広くエスケープゾーンもあり、小接触が起きても致命的な多重クラッシュ事故になりにくい。また、左フロントタイヤには厳しいレイアウトでもマシンとパワーユニット(PU)にかかるストレス度合は低く、14年ハイブリッドPU導入初年度の序盤戦でリタイアが最も少なかった。こうしたレース傾向は中間チームの入賞チャンスを減らし、10位1点・攻防がより熱くなるのは必至だ。

●キャッチポイント6:過去13回で、ウイナーの“1ストップ作戦”はない。今年は昨年と同じミディアム、ソフト、スーパーソフトが全車に同数供給される。性能劣化が少ない今年のスペックだけに、予選Q2をソフトで臨みスタートタイヤとし、ロングスティントから1回ストップも考えられよう。

 新シーズンのチーム力、ニューマシン戦力など、“全体傾向”が見えてくる開幕2戦目。繰り返すが、フェラーリが7年ぶりに連勝を果たし、シリーズを引っ張っていけるか。最大のポイントだ──。

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