F1のパワーユニットは、2025年末まで原則、開発が凍結されている。そのため、エンジン(ICE)本体やバッテリー(ES)そのものを改良してパフォーマンスを向上させることはできない。

 しかし、パワーユニットは車体を構成するレーシングカーの一部となっており、車体を開発するデザイナーにとっては無視できない存在だ。

 2024年のF1は、このパワーユニットを動力としてだけでなく、いかに車体の一部として機能させるかという戦いに発展している。

 そのいい例が、レッドブルの新車RB20だ。レッドブルの新車が登場したとき、多くの者はサイドポンツーンのインレットがどこにあるのかわからなかったほど、開口部が狭くなっていた。この実現に大きく貢献していたのが、ホンダ・レーシング(HRC)からの協力だった。

 折原伸太郎(HRCトラックサイドゼネラルマネージャー)は次のように語る。

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