投稿日: 2024.03.18 19:10
更新日: 2024.03.18 19:15
更新日: 2024.03.18 19:15
F1パワートレイン事情:レッドブルとHRC、PUの冷却性能を高めるため昨年の真夏から実践テスト
Masahiro Owari
F1のパワーユニットは、2025年末まで原則、開発が凍結されている。そのため、エンジン(ICE)本体やバッテリー(ES)そのものを改良してパフォーマンスを向上させることはできない。
しかし、パワーユニットは車体を構成するレーシングカーの一部となっており、車体を開発するデザイナーにとっては無視できない存在だ。
2024年のF1は、このパワーユニットを動力としてだけでなく、いかに車体の一部として機能させるかという戦いに発展している。
そのいい例が、レッドブルの新車RB20だ。レッドブルの新車が登場したとき、多くの者はサイドポンツーンのインレットがどこにあるのかわからなかったほど、開口部が狭くなっていた。この実現に大きく貢献していたのが、ホンダ・レーシング(HRC)からの協力だった。
折原伸太郎(HRCトラックサイドゼネラルマネージャー)は次のように語る。