2024年F1第9戦カナダGPでは予選で惜しくもポールを逃したものの波乱のレースを制し、レーサーとして最高の満足感を得られたというマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。F1スイス在住のF1ジャーナリスト、マチアス・ブルナーがレース週末を語る。
————————————–

 F1カナダGPは、路面コンディションが様々に変化する実にスリリングなレースだった。そして、現ワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペンの言葉を借りれば、「些細なミスが重大な結果をもたらすようなレース」でもあった。

 ともあれ、マックスは一度も大きなミスを犯さず、彼のチームも同様だった。F1での通算60勝目、バーレーン、サウジアラビア、日本、中国、イモラに続く今季6勝目をあげたフェルスタッペンは、こう語っている。「チームとしての取り組みは完璧だった。僕らはひとつの手違いもなく、つねに冷静さを保っていた」

 さらに言えば、これはマックスにとって過去75戦のF1レースでの50勝目であり、モントリオールでは3連勝だ。ただ、予選では「0.000秒差」でポールポジションをメルセデスのジョージ・ラッセルにさらわれた。両者は1000分の1秒台まで同じタイムを叩き出したが、先にそのタイムを記録していたラッセルにポールが与えられたのだ。

 きわめて不安定なコンディションでのレースについて、フェルスタッペンは述べた。「まさに全力での戦いを強いられた。ピットストップのタイミングは完璧で、マイアミではセーフティカーに関してアンラッキーだったけど、今回は僕らの方がツイていた。運に関することは、年間を通じて見れば、結局は差し引きゼロになると思っている」

 だが、コックピットの中では、すべて順調というわけではなかった。マックスはレースを戦いながら、彼のクルマのライド(路面追従性)がいかにひどいかを訴え続けていた。フィニッシュ後にフェルスタッペンは語っている。「基本的な問題はまだ解決されていない。だけど、セットアップをさらに詰めていくことで、最終的にはこのクルマの長所を損なわずに、難点を取り除けるはずだから心配はしていない」

「モンテカルロとモントリオールでは、縁石を積極的に使って走れるようなクルマが必要だ。そして、誰もが知っているように、僕らのクルマの短所はそこにある。縁石を使うことがそれほど重要ではないサーキットでの戦いを、楽しみにして待つしかないね」

ここから先は autosport web Premium
会員限定コンテンツとなります

または

本日のレースクイーン

原あゆみはらあゆみ
2026年 / スーパーフォーミュラ
リアライズガールズ
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年7月号 No.1621

    [特集]WRC 2027
    Gr.A時代の熱狂、ふたたび

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで