夏休みに入る直前の8月1日、レッドブルはスポーティングディレクターを務めているジョナサン・ウィートリーの今シーズン限りでの離脱を発表した。
ウィートリーは、1990年代にベネトンのメカニックとしてF1の世界に入り、レッドブルがF1に参戦した2005年からスポーティングディレクターとしてチームを支えてきた人物だ。テクニカルディレクターが技術部門のトップなら、スポーティングディレクターはそれ以外の部門のまとめ役で、チームスタッフからの信頼も高い。さらに国際自動車連盟(FIA)やライバルチームとの交渉役も担う重要な役職だ。今年初めにクリスチャン・ホーナー代表がスキャンダルを起こしたときには、後任のチーム代表として名前が挙げられたほどだった。