会長候補者が、自分が率いることを望んでいる組織そのものを訴えるというのは、滅多にないことだ。しかし、現FIA会長モハメド・ビン・スライエムの対立候補であり、スイス出身のレーシングドライバー、ローラ・ヴィラールは、まさにそうしたのだ。ヴィラールは、F1の統括団体が民主主義にふさわしくない選挙制度を運用していると非難している。
ヴィラールは、FIAの会長選挙プロセスにおける「内部の民主主義と透明性の欠如」を理由に、パリの裁判所に訴訟を起こした。最初の審理は12月12日の投票のわずか1カ月前である11月10日に予定されている。
