FIA(国際自動車連盟)の会長を務めるモハメド・ビン・スライエムは、今年12月のFIA会長選挙での再選に向けて順調に歩みを進めているようで、彼がモータースポーツ統括団体のトップとして2期目を迎えることに対抗できる者は、一見したところいないものとみられる。今週FIAが発表したリストは、信用に足る出馬に必要となる各地域からの支持を集めるにあたって、ライバルたちが苦戦していることを示唆している。
2021年にジャン・トッドの後任として会長に就任したビン・スライエムは、大きな論争やF1との政治的摩擦に特徴づけられた波乱の在任期間を耐え抜いている。しかし、12月12日にウズベキスタンの首都タシケントで行われる会長選挙が近づくなか、彼のリーダーシップに対する反対は、実行可能な運動として具体化できなかったようだ。
