「アメリカにおいて最も抜け目のない実業家は上場企業であり、最終的にはそこに向かおう」とハース。
「しかし我々はこのビジネスにおいて新参者であるため、フォーミュラ1からの我々の収入は微々たるものだ。よってもらえるものは何でも大変ありがたい」
「ただ、いかに富を再分配するかについては非常に慎重になるべきだ。なぜなら上位チームにはこのスポーツでの活動を50年行っているところもある。彼らはこのようなコストの分配システムを適用される権利を正当に勝ち取ったのだ」
「下位チームがより多くの分配金に値しないと言っているわけではないが、それでも上位チームの方が多くの分配金を得る資格があると私は考えている」
「そういったことを無視して分配するべきではない。なぜなら率直に言って、レースに優勝したら見返りがあるべきだし、社会主義タイプの仕組みであってはならない」
トニー・スチュワートとともに共同オーナーとしてNASCARにもチームを保有しているハースは、リバティ・メディアによる変更は避けられないと考えているが、コスト削減が各チームにとって何を意味するのかについては慎重だ。
「新オーナーは、収益アップとコスト削減に取り掛かるだろう。新しくオーナーになった者は大体はそういうことを行う」とハース。
「それこそが、まさに彼らがやろうとしていることだ。我々はコストがかかる状況にあり、彼らの意向には少々神経をすり減らしている」
「その一方で、F1はある程度収益性の高い事業だから、深くは踏み込まないかもしれない。すべてが自ずと丸く収まるだろう」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています