急遽、F1出場を求められたことについて、ディ・レスタは本当はとても不安な気持ちだったと認めた。
「嘘を言うつもりはない。怖かったし、心配だったし、神経質になっていた」とディ・レスタが述べたとFormula1.comが伝えた。
「3年半、F1マシンに(本格的には)乗っていなかった。2014年のマシンで10周しただけだ。それがいきなり予選に放り込まれたんだ。これほど困難なことはない。崖から突き落とされて、どうやって生き残れるか試されているようなものだ」

しかしマシンに慣れるのに時間がかからなかったことに安心したとディ・レスタは言う。
「あっという間に快適に走れるようになった。最初はゆっくりと慣れていき、1周0.5秒ずつタイムを削っていった。まだまだポテンシャルはある」
「でもレースはまた別物だ。タイヤのことは何も分からないし、燃料をたっぷり積んだ状態でマシンを走らせたこともない。ターン1に飛び込んでいくのはかなり難題だろうね。ピットストップもそうだ。もちろん、自分の力を試したいけど、暑いなか70周走って、体力に問題ないのかを見ていく必要がある。ステアリングについても理解しなければならない」
「なんとかプロセスをこなして、できるだけミスをしないように心掛けるよ」