2026年よりF1に参戦するアウディは、現在ザウバー・モータースポーツAGのチーフオペレーティングオフィサー(COO)及びチーフテクニカルオフィサー(CTO)を務めるマッティア・ビノットを、F1プロジェクトの責任者に起用する。ビノットは、ヒンウィルとノイブルク・アン・デア・ドナウの施設、および将来のイギリスの技術センターにおける開発活動を指揮するということだ。
これにより、アウディのF1プロジェクト内の業務部門は、一元化された指揮下に置かれ、さらなる統合が推進される。モータースポーツの最高峰であるF1へのデビューまであと10カ月を切った現在、レーシングカーとパワートレインのシームレスな連携を目指し、開発活動において綿密な調整が行われている。ビノットの全体的なリーダーシップの下、既存の体制は最適化され、効率性の向上により開発スピードがさらに増すことになる。