2025年F1第16戦イタリアGPが行われたモンツァ・サーキットで、長い歴史に幕が下ろされ、惜しまれつつ引退したものがある。キック・ザウバーのモーターホームだ。
現在キック・ザウバーが使用しているモーターホームは、2006年にザウバーを買収してF1にコンストラクターとして参戦を開始したBMWがヨーロッパラウンド初戦となったサンマリノGP(イモラ)から使用し始めたものだ。ドイツ・メーカーのビショフ+シェックによって製造されたこのユニットは、テントを使用していた古き良きF1の面影を残しつつ、開放感あふれるデザインでエンジニアやメカニック、そして多くのゲストたちの憩いの場として愛されてきた。
