アストンマーティンは、F1第16戦イタリアGPでフェルナンド・アロンソがリタイアを喫したのは、外部の要因によるものだと考えている。チームの声明によると、レース開始直後に他車が飛ばした砂利がAMR25の右フロントサスペンションに詰まり、サスペンションに砂利があったがために生じた余分な振動が、故障につながったという。
ベテランのアロンソは、イタリアGPの予選で9番手となり、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)のペナルティに伴い8番手からレースをスタートした。アロンソは1周目に新人のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)と、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)を追い抜くことに成功。しかし、ボルトレートは2周目に師匠であるアロンソを抜き返し、後方にはグリッド降格ペナルティから挽回中だったハミルトンが近づいた。その後ハミルトンがボルトレートを追い抜くと、アロンソはトップスピードが足りずにボルトレートの後ろに留まることになってしまった。
