「彼らはどちらも可能性を秘めた、良いドライバーだと思う」とシュタイナーはふたりを評価し、以下のように続けた。
「彼らにとっては、どうやってシートを得るかというのが難しいところだ。F1はその点が非常に困難だ。彼らは正しいタイミングで、正しい場所にいる必要がある。それ以外にできることはひとつもないし、現時点ではコクピットを買うこともできない」
「ミナルディが存在していたとき、彼らは最下位で満足していたかもしれない。それでドライバーを育てる役目を担っていた」
「もしかしたら最下位でいることに満足していなかったかもしれないが、まるでそれが彼らのビジネスモデルであるかのように受け入れていた。ドライバ―育成が、彼らのビジネスモデルだったんだ」
「(ダニエル)リカルドがHRTに乗ったとき、彼に何かができるわけではないことは、誰もがわかっていた。けれどもチームは彼に経験を与えた。けれども、もうそういったチームはない」
「こういった(後ろで走る)チームがいないことは良いことかもしれないし、悪いことかもしれないね」
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