5月14日、F1スペインGPと併催のバルセロナで、GP2の2016年シーズン開幕戦が行われた。しかし、昨年の王者ストフェル・バンドーンを引き継ぎ、カーナンバー1を背負ってチャンピオンを目指す松下信治にとっては、すべてが噛み合わないレースになってしまった。

 まず金曜夕方の予選では直前に雨が降り出し、1回目のランはアタックのタイミングが早すぎた。逆に2回目のランは早めにアタックしたものの、その後に雨が完全にやんでしまい、さらにはトラフィックに引っかかって8番手タイムに終わってしまった。不運は重なるもので、アタック後に他車を妨害したとして、3グリッド降格のペナルティまで科されてしまった。

 11番グリッドから臨んだ土曜午後のレース1では、まわりのドライバーのタイヤ選択を見て、スタートにハードタイヤをチョイス。好発進で8番手まで浮上して松下らしさを見せたが、ターン5で後方から無理な飛び込みをしてきたセルジオ・カナマサスにぶつけられて右フロントのホイールリムを破損してしまう。

 これで松下は10番手に後退、それでも「内圧が半分くらいに下がった状態だったんですけど、なんとか走り続けることができました」と、前との間隔をコントロールしながらタイヤを労って走った。

本日のレースクイーン

亀澤杏菜かめざわあんな
2025年 / スーパーGT
Astemoアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円