それでもフェルスタッペンにとっては、完走できただけでも成功といえる。彼は今季これまでの13戦中、6戦でリタイアしているのだ。ホーナーは、ルノー製パワーユニットに信頼性向上の兆しが見え始めたことには同意しており、次のように述べた。

「彼らは確かに反応してくれたし、それは励みになる。彼らは現実から目をそらさず、事態を深刻に捉えている。このことによって、いまから今季末までの間に上昇傾向が見られることを願っている」

 しかしながらホーナーは、現在ルノーが行っているのは信頼性を向上させていく作業の初期段階だと考えている。モンツァでは問題が発生しなかったが、それはどちらの車両も新品のパワーユニットを搭載していたからだというのだ。

「もしもあのエンジンに問題が発生していたら、相当に悲惨な状況になっていただろうね」とホーナーは指摘した。

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