フェラーリのシャルル・ルクレールは、銀のトロフィーを手にしてシーズンを終えることはできなかったかもしれないが、彼はほぼ間違いなくそれよりも満足のいくことを成し遂げた。それは、クリスマスの間中、ジョージ・ラッセル(メルセデス)の頭のなかに家賃を払いもせず住み着くことだ。
F1のシーズン終了時の恒例行事であるシークレットサンタは、通常はドライバー同士がちょっとしたプレゼントを贈り合う、冗談や笑いに満ちた健全な行事だが、そのなかでルクレールはとんでもないことをすることにした。ラッセルの名前を引いたルクレールは、伝統的な香りのキャンドルやチョコレートのトリュフを避け、代わりにラッセルの個人的な悪夢の特注の記念品を選んだ。それは、第15戦オランダGPで起きた、物議を醸したふたりのクラッシュの額入り写真だった。
