メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、スペインGPのスタート直後に発生したルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの接触について「まだはっきりしていない」と話している。
スタートでロズベルグの先行を許したハミルトンは、ターン3でロズベルグのアウトから接近するも、タイヤがダートにはみ出しコントロールを失ったままロズベルグに接触、両者リタイアとなってしまった。
接触直後、メルセデスのノン・エグゼクティブ・チェアマンを務めるニキ・ラウダは、「受け入れられない」アクシデントだとしてハミルトンを批判したが、ウォルフは両ドライバー、ラウダ、エグゼクティブディレクターのパディ・ロウが集まったブリーフィング後に「誰かを非難することはない」と語っている。
「ドライバーふたりと話したよ。ただ、現在はっきりした答えは出ていない」
「チームはスペインGPまでに懸命に努力してきたが(ワンツーで獲得できたはずの)43ポイントを失ってしまったのだから、非常に厳しい状況だね」
「しかし我々はドライバーにレースをさせるために準備をするし、このようなことは起こり得るものだ。スチュワードに判断を委ねるよ。我々の意見としては、誰かを非難することはないということだ」