5月17日、F1スペインGP直後のバルセロナで行われたインシーズンテスト初日は、コンディションはドライ、やや肌寒い気候のもとで行われた。トップタイムをマークしたのは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルだ。
スペインGPの予選で、フェラーリはキミ・ライコネン5位、ベッテル6位と期待はずれの結果に終わった。そのため、ベッテルは「予選で起きた問題を解決することが今回のテストの目的のひとつ」と語り、ショートランを繰り返した。結果、午後のセッションでスペインGPで自身が出した予選タイムを更新する、1分23秒220を記録して、初日のトップにつけた。
ベッテルは「グランプリの直後に同じサーキットでテストできるのは、ありがたい機会だ。フェラーリがスペインGPの土曜日に苦戦したのは周知の事実だからね。もちろん、テストするべきことは他にもあるけれど」と、コメント。
午前中、スーパーソフトタイヤでトップタイムを出したマクラーレンのジェンソン・バトンは、その後はタイムを更新することなく、総合3位で初日を終えている。