シャルル・ルクレール(写真中央)はフェラーリで初のF1マシン走行を体験し、ハースF1チームからの金曜フリー走行1回目(FP1)への参加に一歩近づいた。
ルクレールは今年上旬にフェラーリ・ドライバー・アカデミーに加入、フリー走行専用スーパーライセンス取得に必要な300kmの走行を、フィオラノで2014年マシンに乗って達成している。ルクレールはコンディションが改善しないままのウエット路面を、ハード、ミディアム、ソフトのデモタイヤで走行。18歳のモナコ出身ドライバーは今シーズン、ARTグランプリからGP3へ参戦している。
ハースとフェラーリの関係から、ルクレールの目標は今シーズン終盤にハースでFP1に参加することだと考えられる。フリー走行への出走の見込みを聞かれると、アカデミーのトップであるマッシモ・リボラは以下のように答えている。
「今シーズン中になると思う。彼は、集中するべきことはGP3であるとわかっているので、それに関しては特に話をしてはいない。FP1での走行は緊張するようなものではない。そういう流れになれば、それでいいし、見込みはありそうだ。やるなら彼自身が完璧に準備できるよう、今シーズン終盤だと良いと思う。リスクのひとつとしては、若いドライバーがF1のことを考え始めると、集中力を失うことがある。でも彼に関しては信頼している」