だが、その2時間後に緊急会見を開いたFIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、フェルスタッペンの批判は「的外れだ」と、あらためてアメリカGPでレーススチュワードが下した裁定は正しかったと主張した。

「コースを離れること自体は違反ではないが、コースオフしてアドバンテージを得ることが問題なのだ。ダニエル(・リカルド)もアメリカGPのレースでターン1でバルテリ(・ボッタス)をオーバーテイクしようとしてコース外に出たが、少し失速していたから、審議しなかった」

「マックス(・フェルスタッペン)が言うように、レース中にこういった事例はたくさん起きているが、われわれが注視しているのはアドバンテージを得たかどうかで、マックス(・フェルスタッペン)の場合は明らかにスチュワードが介入する必要があった」

 ライコネンとの追突を回避するためにイン側をショートカットしたという主張に対しても、ホワイティングは同意しかねると突っぱねた。

「彼はブレーキングで進路を変えた後、加速して抜いていった」

会見中に流された資料映像。左端のフェルスタッペンが白線をカットしているのがわかる

 表彰台を奪われたフェルスタッペンの気持ちは察するに余りある。しかし、だからといって違反を見逃していたら、スポーツは成り立たない。結果的に違反となったフェルスタッペンのトライを非難しているのではない。

 注目されているのは、処分を受けた後の態度だ。もし、フェルスタッペンが今後、チャンピオンを目指すのなら、コース上の技術だけでなく、コース外の対応もしっかりと向上させるべきだろう。

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