コース外でも中でもなにが起こっても不思議ではないインテルラゴス。予選Q1開始早々、ハミルトンが6コーナーでクラッシュ。04年に現場で目撃したミハエル・シューマッハーの事故にかなり似ていた。

2017年F1第19戦ブラジルGP Q1でクラッシュしたルイス・ハミルトン

 タイヤ内圧が十分に上がってなく、『車高が低い状態のままバンプを乗り越えた瞬間にボトミング』→『シャシー底面を流れる気流がスタック』→『リヤ・ディヒューザーのダウンフォースが限りなくゼロ』→『予期せぬスライドからスピン』→『ターマックいっぱいまでスピン』。どうしようもない……。

 4冠王を決めた彼も(シューマッハーでも)やってしまう魔のコーナー。長かったシーズンに犯したほんの一瞬の“ミステイク”をハミルトンは大恥と受けとめたに違いない。

 ピットスタートを選び、無欲のまま思い切り走るレースをするだけ、ポイント計算などもうどうでもいい……。

 ベッテルの敵はバルテリ・ボッタスに変わった。ランキング2位こそが最大目標、4冠王はモチベーションを高めた。

 Q3アタックで「1コーナーをセーブしすぎた」と言いPPをボッタスに譲ったがコメントの裏を深読みすれば、レースへの自信もうかがえるこれは駆け引き発言。真意は違う。『ただ無理はしなかっただけのこと』だ。

 それはスタートで明らかになった。ややホイールスピンしたものの、ベッテルはそこから加速を伸ばしインサイドラインから1コーナーを占領。

本日のレースクイーン

廣川エレナひろかわえれな
2025年 / スーパーGT
2025 D'stationフレッシュエンジェルズ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円