2017年に向けてパワーユニットのコンセプトを一新したことで、プレシーズンテストからシーズン前半にかけて、トラブルが多発した。3年目にして下位に低迷せざるを得なかったことで、マクラーレンはついに契約終了を決断したが、ホンダとしてはパワーユニットの大幅変更は必要なことだったと長谷川氏は言う。

「これは我々にとって必要なチャレンジでした。昨シーズン(2016年)は、いくつかのレースでまずまずのパフォーマンスを発揮しましたが、表彰台を争える競争力がないことは明らかでした。だからエンジンのコンセプトを変える必要があったのです」と長谷川氏。

フェルナンド・アロンソが駆るマクラーレンMCL32・ホンダ

「正しい方向に向かっていることは確信していましたが、2017年シーズンが始まる前にパッケージを完成させることができなかったのです」

「それはつまり、残された多くの課題をシーズン中に解決しなければならないことを意味しました。もしも我々がパッケージに修正を加えなければ、長期的に見て、さらなる進化を果たす可能性がないことは明らかでした。この判断について、私は後悔していません」

「もちろんシーズン中、マクラーレンからはさまざまな要望が出されました。これも非常によかったと思います。チームとさまざまな開発を繰り返していく中で、技術的にも人間としても、我々は大きく成長できたからです。そこにも疑いの余地はありません」

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